六代目ブログ

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学んでるつもり。~「学び」の中に潜む違和感~

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

 

突然ですが、みなさん

何か学びたい!

 

そう思ったら、どんな方法で学びを深めていますか?

 

 

今の世の中というのは、本当に便利な時代なので

あらゆる事に対しての「学び」に溢れています。

 

例えば、

インターネットを開けば、

・料理のレシピやゴルフの上達方法♬

・美しい文字の書き方や、楽しいソロキャンプの方法

 

それが、本であっても、動画であっても、音声であっても

 

『スマホ』一つあれば、

さまざまな方法で、24時間365日いつでもどこでも学べるというわけです。

 

そんな私も、最近のマイブームが

いわゆる「音声」を聞きながら本が読めるという「ながら読書」というやつだったのですが、

 

それこそ、何かを作業しながらインプットの質を高めることができる!

なんて便利な時代だろう!

 

と、思う反面

 

自分自身の中に、ある『違和感』を感じるようになって、、、

 

今日は、そんな私が感じた「ある」違和感についてお話ししたいと思います(^^♪

 

 

今の時代は、インプット過多!?

 

ある研究によれば、

現代人が1日に入手している「情報量」というのは、

 

・江戸時代の人の1年分

・平安時代の人の一生分

 

とも言われており、

現代人がいかに多くの「情報」に触れているのか?

 

もうすでに、みなさんが日々感じている通りだと思います。

 

 

もし!

浴びている情報量=しあわせの量(学びの量)

 

という事でであれば

何も言う事はないのですが、

 

必ずしもそうではなさそうだ、、、

 

と、言うのが

冒頭でお伝えした私の『違和感』とつながっていくお話しです。

 

 

例えば、あなたが風邪をひいてお医者さんにかかったとします。

 

きっと、どんなお医者さんも

まずはカルテに現在の「症状」を書いてくださいとお願いされ、

 

その後、その書いた「症状」を元に

実際に先生と対面し、より具体的に症状を診ていただくと思うんです。

 

これがもし、調子が悪くて病院にかかったとき、

 

受付で書いた「カルテ」だけをもとに

薬を出されて帰されたら、、、、

 

どうですか?

 

めっちゃ違和感ありません??

 

違和感どころか、

 

ちゃんと診てほしい、、、

なんのために病院に来たのか?、、、

 

「不安」や「不信感」につながると思うんです。

 

 

でも、実はこれこそが

今の時代の人の多くがやってしまっている事なんじゃないかな?って思うんです。

 

何が言いたいかというと、

最初の「情報」だけを入手して理解したつもりになっている。

 

という事なのです。

 

今日の一番伝えたい、大切なメッセージなのでもう一度言います。

 

「情報」だけを入手したら、もう理解したつもりになっている。

 

私が、自分自身の学びの中で感じた違和感こそがこれです。

 

大量の「情報」をインプットすることで、

自分自身が成長したつもりになっていたんです。

 

それは、

実際にお医者さんが、何をしてくれているのか?

を考えれば「理解」できると思います。

 

お医者さんは、必ず2つのステップを行っています。

 

それは、

まず「カルテ」という情報を入手する。

 

そして、次に

実際にその入手した情報をもとに患者さんと「対話」すること。

 

この「対話」の中で、

お医者さんはより深く病状を感じ取り、

 

さらには、言葉だけでなく

手をあて、患者さんの表情を読み取り

 

その奥にひそむ悪い病気はないか?

を深く「感じ取ろう」としているのです。

 

言い換えれば、

本当に何かを感じようとすれば、

例えそれが、他人であれ自分自身であれ、そこに「対話」が生まれるのです。

 

 

私は、現代人には

この2つ目の何かを「感じ取ろう」とするステップが不足していると思うんです。

 

情報を入手するだけで満足するのではなく!

入手した情報から「自分が何を感じたのか?」

 

という、

何かを感じようとする心。

 

それが正解だろうが、不正解だろうが

それはどっちでもいいんです。

間違ったら、またやり直せばいいだけのこと。

 

 

与えられた「情報」だけで出した答えじゃなく、

 

自らの心で「感じたこと」を実践し行った先の行動というのは、

それが例え上手く行こうが、行かまいが必ず自身の「糧」につながっています。

 

これこそが、本当の「成長(学び)」と言うのではないでしょうか。

 

 

 

 

これは我々「太鼓づくり」のゴールも同じで、

 

与えられた「道具」や「素材」、

そして与えられた伝統という情報だけで「カタチ」にすることがゴールではありません。

 

その、与えられた「情報」をもとに、

目の前にある『太鼓』という存在を感じようとする心。

 

その心がなければ、

我々が目指す本当の豊かな「ひびき」は生まれないのです♪

 

 

 

 

本当に大切なモノって、

もしかしたら我々がつくる「太鼓の音」のように♬

 

目に見えないところにこそ!

あるのかもしれませんね(^^♪

 

 

どうか、感じる心を育んでください。

 

今日は、最後までブログを読んでくださったみなさんへ

私からそんな感性を深めるプレゼントです(^^♪

 

 

 

この画像を見て、

心で感じたことを自分自身と「対話」してみてください(^^♪

 

今日も素敵な一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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