六代目ブログ

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伝統発信ブログ

トイレ掃除のその先に。

こんにちは、六代目彌市です。

 

4月に入って

いよいよ新学期シーズンですね!

 

 

我が家も、4人の子供たち!

 

今年から、高校生に新たに進学した

3男坊は、住み慣れた自宅を一人離れて寮生活です(^^♪

 

春が来るたびに、

子供たちの成長の喜びと共に、

だんだんと大人になっていってしまう寂しさ!!

 

子を持つ親なら誰しも経験したことある

ちょっぴり嬉しい、切ない日々です( ;∀;)

 


・この春から3男坊は寮生活♪

 

 

 

さて、

そんな4月に入って初々しい姿の「新社会人」の姿も見られる日々ですが、

 

実は、この「太鼓屋」の仕事に就く前は、

サラリーマンだった私!

 

あの頃が懐かしいなぁ、、、と

時々、ふと思い出すことあるんです。

 

今日は、

そんな脱サラをして家業を継いだ私が、

25年やり続けてきたこと。

 

そんなお話しです(^^♪

 

トイレ掃除のその先に。

 

 

私が、「脱サラ」をして、

この「太鼓屋」の跡継ぎとして仕事をはじめたころ、、、

 

本当に、仕事が少なくて、、、

 

どれだけ仕事が少なかったか?

と言えば、

 

当時、五代目の父も「サラリーマン」。

 

・代々続いた伝統の家業を守るため

・7人の家族を養うため

 

今の言い方で言うなら、

———————/

・本業→サラリーマン

・副業→太鼓屋さん

———————/

 

そんな生活を送りながら、

「伝統」と「家族」という2つを守ってくれていました。

 


・私の子供の頃、父はサラリーマンをしながら家族と伝統を守ってくれていた。

 

 

そういう時代でしたから、

 

父は会社に行ってしまうので

太鼓屋に残るのは私一人です。

 

一人でどうやって仕事を覚えたのか?

というと、

 

サラリーマンは土日がお休みなので、

 

土日に父から仕事を習い、

平日になると父は会社へ行ってしまうので

 

私は、一人でコソコソと

習った太鼓づくりをする、、、

 

そんな日々でした。


・旧店舗。この畳六畳の一軒家が私の太鼓屋人生のスタートだった。

 

 

当時、私も父も

「太鼓屋」だけで生活できなかったので、

 

私も日中、太鼓屋の仕事を終えたら

夜は飲食店でアルバイト。

 

そんな日々を

19歳から約10年続けてました。

 

今日は、そんな苦労話をしたい訳ではなくて、、、

 

人は、

———————/

自分たちの努力だけではどうにもならない、、、

———————/

 

そういう状況に置かれると、

「願掛け」をするようになるんです( ;∀;)

困った時の神頼み!

ってやつです(笑)

 

そんな私が、この仕事をするようになり

願掛けのようにずっと続けていること!

 

それが「トイレ掃除」なのです(^^♪

 


・新店舗になった今でも、トイレ掃除は私の仕事。

 

 

なぜ?トイレ掃除??

 

そう思われるかもしれませんが、

 

先に言った通り、

困った時の神頼み!!

 

・トイレを綺麗にしていると『金運』がアップする!!

・大企業の社長さんや成功者と呼ばれる人は必ずトイレ掃除をしている!!

 

こんなお話し誰もが、1度は聞いたことあると思うのですが、

 

私も、そんな話を

私も耳にしてしまったモノですから、、、

 

もうこれはやるしかない!!

 

なぜ?

トイレ掃除をしたら金運が上がるのか!???

 

なぜ?

トイレ掃除をしたら成功者になれるのか!???

 

そんな答えも理由も分からぬまま、、

 

ただ!良いと言われたことは

信じてやる!!

 

その一心でこの年になるまで25年!

やり続けてきたんです。


・若かれし、あの頃から続けてきたトイレ掃除。

 

おかげ様で、

あの頃の『三浦太鼓店』と今の『三浦太鼓店』。

 

本当に大きく変わりました。

 

五代目も私も、

『太鼓屋』一本だけで生活できるだけでなく、

 

今では『㈱三浦太鼓店』として、

多くの社員たち共に伝統を守ることができている。

 

 

それが、

トイレ掃除を続けたから!?

 

か、どうかは定かではありませんが(笑)

 

未だにトイレ掃除を続けている私を見て、

あるとき、

スタッフの一人がこんなこと聞いてきたんです。

 

———————/

社長!

社長はなぜ?

毎日トイレ掃除をするのですか??

———————/

 

なぜ?

と聞かれても、、、

 

ただ、

やると運気が上がる!!

 

そう言われたからやり続けてきただけだったので、、、

 

自分自身も、

トイレ掃除の「その先」に何があるのか?

 

分からなかったんですが、

そんな今朝のこと。

 

今朝も、出社して

日課のトイレに向かい掃除をしていると

 

ふと、

こんな事を思ったんです。

 

トイレって、

誰もが毎日使う大切な場所でありながら、

 

人の排泄をする場なので

決して「キレイ」な場所ではないこと。

 

だから、

私みたいに好んでトイレ掃除をやりたい!!

という人は少ない。

 

でも、そういう『場所』をキレイにするということは、

自分自身のため!ではなくて、

働く『従業員』や『お客様』がご利用いただいた時、

気持ちよく感じてもらえるはず。

 

そうか、自分自身のため!

思ってやり続けてきたトイレ掃除は、

 

自分以外の周りの人たちのことを思う気持ちに

繋がっていたんだ!!と、、、気づいたんです。

 

そして、

そういう自分以外の周りの人たちを

「思いやる心」や「感じようとする心」というのは、

 

実は、「太鼓づくり」にも活かされているなって。

 

太鼓づくりというのは、「音作り」。

 

「音」というのは、

人の心と一緒で決して目で見る事はできません。

 

そんな見えない『音づくり』のなかで

どうしたら、目指す理想の音づくりができるのか!?

 

その答えは、

自分の欲や自分のやりたいことだけを太鼓に押し付けるのではなく、

 

———————/

・太鼓がしてほしいこと、

・太鼓が困っていることを

・太鼓が心地よいと感じてくれること、

———————/

 

そういう声なき声を

感じ、気づき、察しようとすることで

 

はじめて、聞こえてくる音がある。

 

チャットGPTの登場以来、

現代社会は、ますます「情報」「知識」に溢れています。

 

しかし、

その「知識」「情報」は、

いくら知っていても私は意味がないと思うのです。

 

本当に大切なこと。

 

それは、与えてもらった知識や情報を

自分自身の「経験」という行動を通して『知恵』に変える事。

 

それができて

はじめて世のため、人のために使える本物になる。

 

今、思えば

トイレそうじをすると良いことがある。

 

私が与えてもらったことも、

「知識」ではなく偉大な先人たちが気づいた「知恵」だったんだと。

 

 

みなさんは、

今日知ったその「知識」をどんな『知恵』に変えられますか??

 

今日も素敵な一日を(^_-)-☆

 

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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