六代目ブログ

伝統発信ブログ

「不安」や「迷い」が私を強くする。

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

すっかり秋らしい気候になったかと思ったら

急に涼しくなって、、、

五代目も隣で
鼻水たらしてますわ( ;∀;)

体調を崩しやす季節ですので
みなさんどうかお身体大切にお過ごしくださいね。

 

さて、昨日地元の高校生が取材に来てくれて

私に50個くらいかな( ;∀;)
いろんな質問してくれたのですが、

 

最後の最後に

こんな質問をしてくれたのです。

 

さまざまなコトに挑戦し続ける
三浦さんのその想いの「原動力」って何なのですか??

って聞かれました。

 

なるほど。

 

自分自身振り返りながら
気付かされたこの質問。

今日はこの事をお話ししようと思います♬

 

 

「不安」や「迷い」があなたを強くする。

私の「原動力」

結論から言います。

 

それは、「不安」「迷い」なのです。

 

どちからと言えば
人の輪の中心にいること、

たくさんの人を巻き込んで活動することが多いので

・人の上に立つこと
・目立つこと

をしたいがために行動していると
そう思われても仕方ないかなと思いますが

まったくないわけじゃないけれども( ;∀;)

決してそうではありません。

 

例えば、15年前私が24歳の時に創設した和太鼓零~ZERO~。

 

それまでは、

太鼓屋として太鼓作りはしてましたが

 

まったく持って

太鼓に興味がなくって、

 

叩き方はもちろんの事、

バチの握り方や太鼓の「音」について

 

何が良くて、何が悪いのか??

私はまったく分からなかったんです。

 

 

そんな日々をモンモンと過ごしていく中で

このままじゃ自分自身「太鼓職人」としてダメだな、、、

 

自分の作る「音」すら分からない、知らないという
「不安」が私を突き動かしました。

 

 

そうやって、チームで活動していく中で
それまで知らなかった新しい世界を感じられるようになり

「太鼓に対する捉え方」が
私の中で一気に変化していきました。

 

特に私が感じたのが、

「音」を深く知れば知るほど

 

昔の人、先人たちの偉大さ

ひと言で言ってしまえば「伝統」というモノのすばらしさです。

 

 

それまでは、

嫌いだったオヤジのという存在ですら

私にとって「憧れ」であり『尊敬』できる
存在に変わっていきました。

「伝統」って本当にすばらしいモノなんです。

 

なぜ?すばらしいかと言えば

それは伝統というのは

先人の人たちが重ねて重ねて積み重ねてきた

『知恵の集積』『文化』だからです。

 

いくら、お金があってもそれは買えません。

ただし、失ってしまうのは一瞬です。

 

私が、いくらすばらしいと思ったところで

現代に生きる人たちがそれを「必要」としなければ

伝統を残すことはできません。

 

私は太鼓屋という仕事をとおして

たくさんのすばらしい日本の「伝統文化」に触れてきた

 

そんな一方で、

 

時代の変化の波に対応できず、

失ってしまうモノも同時に見てきたんです。

 

 

本当にこれって失ってもいいのか?

このまま日本からなくなってしまっていいのか??

 

現代という新たなテクノロジーがあれば

素材や製法がたとえ変わっても

同じようなモノは作れるかもしれない、、、

 

私も一時はそんな

浅はかな考えをしたこともありましたが、

 

やっぱり長年かけて積み重ねられた

自然と共に育まれてきた、
先人たちの『知恵』には私なんぞの頭で考えた

レベルが到底たどり着けるわけもなく、、、

 

じゃあ一体どうすれば

この素晴らしい「文化」を守る事ができるのか?

 

そんな「不安」や「迷い」から
私が行動したのが、

 

すべて「自分たちの手で守る」
という決断だったのです。

 

その決断をしたことによって

それまでの考え方を変えていく必要がありました。

 

もう自分達だけでは

守り切る事はできない、、、

 

そうです

「人」「場所」が必要になっていきました。

 

 

 

綱渡り状態ではありましたが今では、
お蔭様で私のそんな想いに賛同してくれた仲間が集まり、

 

人も場所も環境も整って守りたいモノを

守れるようになりました。

 

これまたよく勘違いされてしまいますが、

三浦太鼓店さんは
儲かっているから人が雇えて

三浦太鼓店さんは
儲かっているから移転ができて、、、

そう言われる事ありますが
全く持ってこれは違います。

最初の一人を雇うと決めた時

ゴメン、
もしかしたら

来年会社はないかもしれない、、

それでもいいか?

と聞きました。

 

人を雇うコト、

新しい分野に挑戦することは

 

私たちにとっては

大きな大きな「恐怖」ではありましたが

それをも上回るだけの「覚悟」が
できたのも、

何も「行動」しなければ

このすばらしい「文化」は守れない、、、

 

そう思ったからです。

 

 

2020年。

時代は一気に変貌しました。

 

「正解のない時代」に入ったと言われる中で

私たちがこれまでチャレンジし行動してきた事さえ

 

正しかったのか?

分からない不安と恐怖に襲われる日々。

 

でも、これまでがそうであったように

そんな「不安」や「迷い」があるからこそ

 

先人たちがそうしてきたように

私たち人間には「知恵」を出し合う勇気があるのです。

 

 

おかげさまで

「環境」と「人」に恵まれました。

 

当たり前と思わず
その事にもっともっと感謝して

明日を生きる希望へとつなげていきたいですね♬

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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