六代目ブログ
味噌六太鼓
伝統発信ブログ
「型」があるから型破り。型とは生き方の「知恵」♫
こんにちは!
太鼓職人であり演奏者♬
慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の
六代目彌市です!
「伝統」を守り
「伝統」を創るを理念に、
新たな時代に求められる「音作り」を
日々探求しています!
【「型」があるから型破り♫】
いよいよ梅雨明けの声も聞こえてきそうな
本格的な暑い夏がやってきましたね!
「味噌六」3年目の
夏祭りに向けて
われわれの情熱も!
熱くなってきましたよ(^^♪
今週末の28日㈰が
いよいよ額田「わんパーク」会場での
担ぎ上げです!
みなさん担ぎに来てくださいね♬
さて、
何かと祭りでいそがしいこの季節ではありますが
そんな中でも、
日々の新しい太鼓作りへの
チャレンジも決して忘れてはいません。
実は、日々の桶作り
わたしには、
目指すべく
目指したい明確なゴールがあるのです。
それは、唯一
三浦太鼓店にたった1台だけ残された
秋田伝説の
伝統工芸士であった五十嵐修さんが
残してくれた「桶」
これに一歩でも近づいていくことなのです↓↓
↑↑写真左:五十嵐さん作 右:六代目彌市作
残念ながら、
今は五十嵐さんはこの世にいません。
それでも、
ありがたいことに
五十嵐さんは私たちの
道しるべとなるべく「作品」を
この世に残していってくれました。
だからこそ、
わたしはその道しるべを頼りに
今の自分の立ち位置を知ることができ
その道しるべを頼りに、
明確なゴールへと進むことができるのです。
五十嵐さんが残してくれた道しるべ「型」
それが、私にとっての
まず最初にめざすべく「型」なのです。
ここでいう「型」とは
決して完成した太鼓の「カタチ」だけの
話しじゃありません。
たった一つの「桶太鼓」を
完成させるために
積み重ねてこられた
その人自身の「生き方」そのものが
最後の最後に「音」となって
聴こえてくるだけのことなのです。
五十嵐さんは
自分で作る桶の材料は
自分の目で確かめたモノでしか
作りませんでした。
↑2018年買い付け秋田杉原木市場にて
五十嵐さんから受け継いだ
大切な道具は、
どれもこれも
「ピカピカ」に輝いてました♬
だから、
私が五十嵐さんから学んだことは
キレイで美しい「カタチ」の
桶太鼓を作る事ではなくって、、、
「生き方」の一つ一つの
積み重ねのその先に
その「輝き」があるんだってことを
学びました。
それこそが私にとっての
「型」なのです。
一段飛ばしは決してありません。
一歩進んで二歩下がっては、、
また一歩、、
そうやって
地道にコツコツと積み重ねる以外に
道はないのだと教えてもらいました。
作っては組んで
たしかめて、、
作っては組んで
たしかめて、、
他の誰でもない
自分自身が納得できる
そんなゴールをめざしてます♬
まだまだ「失敗」することばかりの
わたしの人生ですが、
そんな生き方の指針となる
五十嵐さんという明確な「型」が
あることが
どれだけ幸せなコト
なんだろうってあらためて感じてます。
「型」があるから型破り
「型」がないなら型なし
とは、よく言ったモノですが
「型」とは先人が残してくれた
心豊かに生きる生き方の「知恵」だと思います。
そんな「知恵」は、
積み重ねれば積み重ねるほどに
ますます豊かになっていきます。
よく五十嵐さんの奥さんが
私に話してくれます。
お父さんの太鼓は
優しさの中に「強さ」があった
と、、、
きっと、
その強さって生きる「覚悟」なんだろうなって
最近ようやくわかってきました。
まだまだ
私にはその「覚悟」が足りませんが
これも、一歩ずつ
手に入れていきたいと思います♬
今日もステキな一日を(^_-)-☆
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