六代目ブログ

伝統発信ブログ

中学2年生の自分へ。

こんにちは、六代目彌市です^ ^

今日は、なんと母校の美川中学校で
中学2年生の子供たちに向けて、

お話しさせていただく機会をもらいました。


我が母校なのです♬

 

話しのテーマは『仕事とは、働くとは何か?』という事。

 

自分自身の母校であることもあって

いろいろ悩みましたが、

 

そうだ、

今回は『あの頃の自分自身』に向けて話をしよう!
伝えてみよう!

そう思って内容を考えることにしました(^ ^)

 

今回のブログは、

そんな今日中学生の頃の自分へ伝えたメッセージを

お話しさせていたこうと思います♬

 

中学校2年の僕は、

いつもこんな風に思いながら日々を過ごしていました。

 

・みんなが勉強しているから自分もする。

・みんなが進学するから自分もする。

 

将来の『夢』とか『目標』なんてモノは程遠く、、

敷かれたレールの上をただただ流されながら過ごす日々。

 

そのまま私は、地元企業へと就職していきました。

 

主語はいつも『私が』じゃなくて『みんなが』

 

そう、全て『自分ごと』じゃなくて『他人ごと』。

 

そんな他人任せの人生を過ごしてきた私が

 

初めて、人生を『自分ごと』として
考えられるようになったのが『社会人』になった時だったんです。

 

 

遅いですよね♪( ´▽`)

 

本来であれば、

大人になる前に将来の自分の『夢』や『目標』を決められるのが理想なのかもしれない。

でも、中学校時代の頃の自分は
将来の夢や目標を描くことができず、

すでに自分の将来を具体的に思い描けている友達がとてもうらやましかったです。

 

あれ?

代々太鼓屋さんなんだから、子供の頃から
すでに太鼓屋さんになることが夢だったのでは?

 

そう思われそうですが、

実は全然そうじゃありませんでした。

 

先祖代々太鼓屋です。

 

これは、間違いありません。

 

 

幼い頃から、『太鼓』という存在も
身近にありました。

 

でも、

一つだけ大きく違っていたのは、

 

私の親父である『5代目』は

『太鼓屋』というより『サラリーマン』だったんです。

 

私の親父や、またおじいちゃんの時代というのは

代々太鼓屋ではあったけれども、
非常に厳しい時代を過ごしておりました。

『太鼓作り』の伝統はもちろん素晴らしいものではあったけれど、

そもそも、当時の太鼓の需要というのは
この三河地域の『祭り』や『伝統芸能』が主です。

 

 

地域、祭りのお仕事というのは
それだけで『生業』が保てるほど需要はなく、、、

親父は、家族を養うために『サラリーマン』という
安定した収入を基盤にして、

土日の休日を使って
かろうじて『家業』を守っているだったんです。

 

私自身、学生を卒業して

『サラリーマン』を選択したのも、

 

太鼓屋になりたくなかったというより、

そもそも

太鼓屋になるという『選択肢』がなかったんです。

 

 

そんな自分が、今こうして

多くの仲間たちと『伝統』を守ろうと必死に活動をしている事

 

他のだれでもなく、

自分自身が一番驚いてます♪( ´▽`)

 

あの頃の自分に、もし今

伝えてあげられる事があるとしたら、

 

『夢』は無理やり作らなくていいよってこと。

 

働くこと、仕事には

学校のテストと違って『正解』『不正解』もないよってこと。

 

そして、何より

夢とか目標は他の誰かと比べるものじゃなく、

 

あなたには、

あなたにしかできない『使命』が必ずあるから大丈夫だよってこと。

 

僕は、おかげさまでこの太鼓屋という仕事を通して、

たくさんの『夢』とか『希望』を与えてもらう事ができました。

 

だからこそ、今は

与えてもらった大切なモノを今度は、

世の中に少しでもお役に立てるように返していきたい、、、

 

そう思ってます。

 

あの頃の、自分にどれだけ届けられたかわからないけど、

 

今日は、僕自身の人生を振り返る意味で
とても貴重な時間をもらえた事、

心から感謝いたします。

 

何者でもなかった自分が、

太鼓屋という人生を歩み始めて、20年が経ちました。

 

20年、一つの節目と思えば

これからまた20年、

 

新天地で再び新たな『歴史』を積み重ねていけるよう
頑張らなくちゃな。

 

ふたたび、始まった

私の人生第二ステージ。

 

共にあゆむ仲間たちと
素敵な人生を想像できるように。

 

 

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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