六代目ブログ

伝統発信ブログ

五十嵐さんがくれたモノ。

こんにちは!

太鼓職人であり演奏者♬

慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の

六代目彌市です!

 

「伝統」を守り

「伝統」を創るを理念に、

 

新たな時代に求められる「音作り」を

日々探求しています!

 

【五十嵐さんがくれたモノ♬】

 

 

秋田伝説の伝統工芸士「五十嵐 修」さんが

 

亡くなられて

ちょうど3年が経ちました。

 

 

今の三浦太鼓店が

あるのは、

 

私たちが

日々、

 

未来に向かって

新しいことにポジティブに

 

チャレンジできるのは

 

この五十嵐さんとの

出会いなくしてありえませんでした。

 

 

 

先日、

 

初めてご来店くださった

お客様にこんな事を言われたのです。

 

 

 

三浦太鼓さんの太鼓って

 

「キレイ」な太鼓がたくさんあることは

ネットを見てよくわかってましたが、

 

言い方は悪いですが

 

正直、

「見た目」だけでごまかしている、、、

 

そんな印象がありました、、、

 

 

と、、、

 

 

 

この言葉を聞いた時

なるほど、

 

そう言われても確かに仕方ない、、

 

そう思う部分と、

 

まだまだ

私たちが伝えられること、

伝えないといけないことがあるなぁ~

 

 

と、

 

そう強く感じました。

 

 

確かに、

私たちは日々

 

キレイで見た目に美しくデザインされた

様々な太鼓を世に出しています。

 

 

 

私たちが見た目に「こだわる」のは、

 

「今」という時代になって

創作和太鼓という文化が誕生して

 

太鼓が、これまでの

伝統芸能や祭礼という役割から

 

個人の「楽器」としての

ニーズを深めていったからこそ、

 

「楽器」である以上

 

持つことの喜びだったり、

 

他の人と「同じ」太鼓じゃなくて

自分の太鼓というオリジナリティ♬

 

 

これを表現したかったからです。

 

 

これは、

言い換えれば「付加価値」の部分。

 

この付加価値を

生みだすための努力も一生懸命やってきたし

 

今の時代に求められる大切なこと!

 

と、

 

そう思って、

チャレンジを積み重ねてきましたので

 

これも今の私たちに

本当に大切なことです。

 

 

でも、

 

 

そういう付加価値に

チャレンジできるのも、

 

 

本当に本当に大切な

 

「太鼓」にとって

絶対に見失ってはならないコトが

 

何なのか?

 

という事を深く理解し、

その事を守るための努力も

 

同時に積み重ねてきたからこそなのです。

 

太鼓にとって本当に大切なコト♬

 

それは、

 

目に見える「見た目」ではなく

目に見えない「音」なのです♬

 

 

その事を教えてくれたのが

 

そう、五十嵐さんだったのです。

 

 

五十嵐さんは、

たくさんの「モノ」を私にプレゼントしてくれました。

 

 

代々、受け継いでこられた

大切な「道具」

 

その大切な道具のほとんどを

秋田の五十嵐さんの工房から

 

受け継がせていただいたのです。

 

 

 

そして、もう一つ

 

五十嵐さんからもらった

最大の贈り物。

 

 

それは、心に響く「感動」です。

 

 

五十嵐さんが作ってくれた桶は

 

見た目もとにかく

素晴らしかったですが、

 

とにかく太鼓にしたときに

響くその「音」がすばらしかった♬

 

その

 

澄んでいて

深く、

力強くて

 

それでいて「芯」のある音は

 

私の心を響かせてくれました。

 

 

いつか、わたしも

そんな五十嵐さんのような桶を作れるようになりたい。

 

 

それが、今の願いです。

 

 

 

五十嵐さんのような「桶」とは、

人のこころを響かせる桶太鼓♬

 

 

響かせたいのは人の心なのです。

 

まだまだ

先は長いですが、

 

おかげ様で

残してくれた「道具」と「音」があるので

 

今の自分たちに

何が足らないか、

 

どこをめざして歩いて行けばいいのか?

 

が分かります。

 

 

いただいた

沢山のご恩は、

 

残念ながらご本人に

お返しすることができないので

 

 

五十嵐さんが言っているように

 

その受けたご恩を

今度は、広く世の中に役立てられるように

行きたいです。

 

さて、

今年もいよいよ来月

五十嵐さんの秋田へ行って

 

桶の材料となる

秋田杉原木を買い付けてきます!

 

今回もどんな原木に出会えるのか

ワクワクです(^^♪

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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