六代目ブログ

伝統発信ブログ

伝統は、いずれなくなります。

こんにちは、六代目彌市です。

今月は小学校1校にに中学校2校、大学2校と『講義』を依頼され

なんだか先生になった気分です。

 

お話しをさせてもらえる事は本当にありがたい事ですが、

同時に、これまでの事、

そしてこれからのこと。

 

さらには日本の『伝統』が抱えている課題を
自分自身もあらためて再認識する時間になっています。

 

ずばり、言います。

~伝統は、いずれなくなります~

なぜなら、

我々日本人の生活スタイル、
いわゆる『ライフスタイル』が大きく変わってきたからです。

 

たとえば、

みなさんのお宅に『仏壇』や『神棚』ってありますかね??

 

もっと、言えば

『和室』や『床の間』はありますか??

 

最近、三浦太鼓店の社員も

何人かマイホームを建てた子がいますが、

 

やはり、どの子に聞いても

仏間もなければ和室もない、、、

 

これは誰が悪いわけでもなく
我々日本人の『ライフスタイル』が変化したという事なのです。

 

 

 

『伝統』はすばらしい。

『伝統』は残すべき大切なモノ。

 

みなさん、そうおっしゃってくださいますが

【変わらぬ『伝統』と、変わり続ける『現代』】

 

この環境を、保ち続ける為には
私は『伝統』がカタチを変えて行くこと以外方法はないと思っています。

 

いくら、良いモノ

いくら、すばらしい伝統が

 

そこに備わっていたとしても

現代の人々がそれを必要としていなければ
残すことはできないのです。

 

仏壇のことでいえば、

我々地域にも『三河仏壇』という伝統産業があります。

 

昭和60年をピークにその生産量は落ち続けており
このままなにもしなければ三河仏壇の伝統は失われると言われています。

 

実際に、現場の生の声をと

三河仏壇『伝統工芸士』平林文雄さんにインタビューしてきました。

平林さんのように、すばらしい技術や伝統を持っていても

やはり、そのままでは残すことが難しい時代なのです。

 

 

これは、決して『伝統』に限った事ではないですね。

 

日々、環境とその変化のスピードが
ますます高まっている現代、

どんなモノもやはり何らかの適応力が求められているのでしょうか。

 

強いモノが生き残るのではない

変化に強いモノが生きる残る。

 

恐竜がなぜ?絶滅して

人類がなぜ?生き残ったのか

 

人類は、その時代その時代の環境の変化に
適応できる能力があったんだと思います。

 

それでもね、やっぱり

良いモノは、残したいですよ。

 

だから、日々一生懸命考え
時に

・カタチを変えること

・価値観を変えること

・役割を変えること

 

いろんなことに挑戦しながら
われわれも大切な『伝統』を後世につなげるべく試行錯誤しております。

 

平林さんが、その技を活かして

手のひらサイズのお守り専用神棚を手掛けてくれました。

 

素材は、あの神代杉です。

 

現代人のライフスタイルに
寄り添うモノが作れたら求められるのか?

果たして挑戦はやってみないとわからないのです。

 

われわれの挑戦はつづきます。

 

 

手のひらサイズの神棚詳細はこちら>>>

 

 

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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