六代目ブログ

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夢に描いた人生ではなく、夢にも思わなかった人生を生きる。

夢に描いた人生ではなく、夢にも思わなかった人生を生きる。

 

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

今日は、五代目オヤジの父

 

すなわち、わたしの爺ちゃんの祥月命日です。

 

 

 

 

爺ちゃんは、私が小学校のころ

享年69歳で亡くなっていて、

 

晩年は、「喉頭がん」という病との

長い闘病生活を送っており

 

私は、残念ながら

爺ちゃんが元気に太鼓を作っている姿も知らなければ、

 

「がん」によって「のどの一部」を

摘出してしまっていたので、

 

じいちゃんの「声」も知りません。

 


・若かれし頃の五代目おやじと爺ちゃん。

 

 

それでも、

五代目オヤジからは決して仕事熱心な人ではなかったが、

職人としての

・腕の器用さ

・仕事の丁寧さ

 

だけは、本当に素晴らしかった、、、

と、

 

いつも聞かされています。

 

 

そんな爺ちゃんの仏様に手を合わせながら、

こうして、今太鼓屋、六代目として

 

無事に商売を続けさせてもらえていることに

ただただ、感謝が溢れております。

 

・仏様に手を合わせ、溢れる感謝の想い。

 

 

だって、

私の人生振り返ってみて

 

まさか!?

次男坊である自分が太鼓屋を継ぐことになるなんて、、

 

まさか!?

家族で何とか細々と守ってきた太鼓屋を

今では10人の優秀な社員たちと共に守れているなんて、、、

 

 

過去のブログに何度も書いてきたので

ご存じの方も多いと思いますが、

 

幼い頃から

私は太鼓屋になるなんて、1ミリも想像してなかったし

太鼓屋になりたい!とも思ったことがない。

 

決して、

「夢に描いた人生ではなく」

 

あの頃の自分が想像すらできなかった、

「夢にも思わなかった人生を歩んでいる」

 

ことに、

人生って本当に不思議だな~と思うのと、

 

人には、

やはりその人に与えられた「役割」があるんだろうな!

 

その事に、気づかせてもらえたことに

今は、ただただ感謝の想いで溢れておりますm(__)m

 

 

幼い頃から将来の夢や目標もなく、、、

それは、20歳を過ぎても変わらず見出すことができなかった私が、

 

なぜ?今では

・太鼓屋であること

・太鼓屋に生まれたこと

 

に感謝し、これこそが自分の「役割」だ!

と明確に言い切れるようになったのか?

 

 

最近ありがたいことに

高校大学など、

 

今を生きる若い人たち相手に

この、私の人生ヒストリーを通して

太鼓づくりや、伝統のお話しや講義させていただくことがあるのですが、

 

 

今を生きる子供たちに

私が伝えているメッセージがあります。

 

それが、

———————/

自分の人生を、自分ごとにして生きること

———————/

 


・自分の人生を自分ごとに生きる。

 

 

夢や将来の目標もなかったあの頃の自分を振り返ると、

 

人生の起点をすべて

「自分軸」ではなく「他人軸」で生きていたんです。

 

例えば、

中学校時代、

 

みんなが高校へ進学するって言うから

当時の自分の成績から、

 

家から近くて通いやすいから、、

と、

 

先生に選んでもらって進学。

 

そうやって高校に進学しても、

やっぱり将来の夢や目標も見つからない、、、

 

いよいよ卒業が近づくと

みんなが「就職」するって言うから

 

同じく先生に選んでもらって

地元の優良企業、家から通えるし給料も良いし安定しているから、、、

 

そうやって就職先を決めてもらいました。

 

 

これこそが、まさに「他人軸」で生きていたころの自分。

 

他人軸で生きているときの口癖は、

・会社が悪い

・社会が悪い

 

自分の人生なのに、すべて「他人の責任」なのです。

 

 

そんな私の、一大転機が

「他人軸」ではなく、

 

自分の人生なのだから「自分ごと」にして生きる。

 

自らの意思で、そう決めることができた瞬間から

人生が好転していきました。

 

 

本当は、人前に立って話をするなんて

大の苦手だし、

 

嘘かと思われますが、

未だに、講義の前には緊張で眠れない日があるのに

 

それでも、立ち続けられるのは

 

目の前に座っている子供たちが

「あの頃の自分」がそこにいるように思えて、

 

今の、私だから伝えられることがあるんじゃないか?

そう思っているからです。

 

 

 

我々の「太鼓づくり」というお仕事は、

日本の「伝統」と言われる楽器を作るお仕事です。

 

伝統とは?

———————/

長い時間、受け継がれてきたモノ

———————/

 

誰もが知っての通りだと思うし、

辞書を引いても、そう書いてあります。

 

ただ、

長い時間を受け継がれてきたモノ=伝統

 

と、誰もが知っての通りなのですが、

ここに最大のポイントが隠されていて

 

長い歴史を通じて受け継がれるモノというのは、

必ず「理由(真実)」があるから受け継がれるっていうことです。

 

その「理由(真実)」に気づいたとき、

私の仕事というのは単に、「太鼓」というモノを作る仕事じゃない!

 

人の心を響かせることが

私たちの本当の「仕事(役割)」なんだ!

 

そう確信することができたんです。

 

 

私は、本当にありがたいことに

この「伝統」の太鼓づくりを通して

 

六代目彌市として、

そのバトンを受け取ることができたので、

 

受け取ったバトンを自分だけのモノにせず、

次の世代へと伝え、繋ぐことこそが

 

私の生きがいとなっています。

 

 

いつになく、

熱くなってしまいました( ;∀;)

 

今日も、

外は酷暑です。

 

みなさん、熱中症にはくれぐれも気を付けて

お身体大切にご自愛くださいませ。

 

今日も素敵な一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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