六代目ブログ

修理・張替

伝統発信ブログ

ないモノを掘り起こそうとするのではなく、あるモノに気づき感謝する。

こんにちは、六代目彌市です。

 

2022年より挑戦を積み重ねてきて、

昨年無事に片面を張り替えた「青森ねぶた祭り」出陣の大太鼓!

 

『出世大太鼓』もいよいよ、

今年もう片方の皮を張り替え来週納品の運びとなりました。

 


・直径10尺(3.1メートル)青森ねぶた祭り出陣の大太鼓。


・遠く青森からご縁あって我々が両面張り替えさせていただきました。

 

ここに至るまでの

様々な「軌跡」「奇跡」

 

そして、その挑戦の物語りは

以前の記事に書き残しておりましたので、

 

まだご覧になられてない方は

ぜひ!こちらからをご覧ください↓↓

出世大太鼓張り替えの挑戦!物語り>>>

 

 

そんな、我々三浦太鼓店の仕事は、

 

一言で「太鼓屋さん」と言っても、

実は様々なお仕事があるのです。

 

もちろん、それは

先のねぶたの太鼓のように、

 

———————/

・太鼓づくりであり

・伝統を守り、創造すること

———————/

これは、我々のやるべき

ど真ん中のお仕事であることは間違いありませんが、

 

それだけではなくて、

 

特に、ここ数年

 

我々が、この新店舗に移ってから

もう一歩「その先」を意識して取り組んでいることがあります。

 

それは、

「文化」を伝えるということ。

 


・「文化」を伝えることは、移転の大きな目的の一つだった。

 

 

2020年に、お陰さまで

我々は新たな地に移転をさせていただいてきました。

 

そしてこの、新店舗を設計するときに

私が一番大切にして、こだわったことがあったのです。

 

それは、

「見える化」すること。

 


・「見える化」することにこだわった新店舗の設計。

 

 

「見える化」するとは?

一体どういうことか?

 

一体、何を「見える化」したかったのか?

 

三浦太鼓店に一度でもご来店いただいた方は

ご存知と思いますが、

 

我々は

太鼓の製造過程、製作風景が

 

ご来店いただいた方々に

このようにガラス越しで見えるように設計されているのです。

 


・太鼓の製作風景が見える化されている。

 

これは、単に

おしゃれに設計したかったとか、、

 

最近流行りのオープンキッチンレストランに憧れたから!

 

などという、

安易な発想ではありません。

 

私が、本当に見せたかったモノ。

 

それは、

我々が作る「太鼓」という楽器は、

 

太鼓そのモノに価値があるのではなくて、

太鼓が「生まれる背景」にこそ!

 

最大の価値があることを

伝えたかったからなのです。

 


・太鼓が生まれていくその「背景」にこそ最大の価値がある。

 

 

ブログに書いておいて、

言葉にしておいて、本当に申し訳ありませんが、

 

いくら熱く語ったところで、、、

 

これは、決して言葉では

伝え切ることはできません。

 

その言葉では、

伝えきれない「想い」を!

 

———————/

五感を通してなら伝えられる!!

———————/

 

そう思ったからこそ、

このような『空間』を演出しているのです。

 

 

 

私にとって、

 

いや、

私たち日本人にとって『文化』とは?

一体何でしょうか?

 

私は、

大切な『文化』を見つけるための一つのキーワードは、

 

———————/

あるモノに気づき感謝する心

———————/

だと思っています。

 

 

決してないモノねだりをするのではなく、

決して無理に何かを掘り起こそうとする事ではなく、

 

我々が、

生まれながらにして与えていただいてきた

 

目の前にある、

当たり前に感謝する心。

 

そのことに気づくことができれば、

今、この瞬間!

私たちの目の前には、豊かな文化がたくさん存在しているのです。

 


・目の前の当たり前に感謝することで、豊かな文化を育んできた我々の文化。

 

 

そう考えると、

もしかしたら、

 

何前年もその歴史と共に

育まれてきた我々の日本という国は、

 

世界最大級の豊かな知恵が詰まった「天然資源」

この足元に埋もれているのかもしれません。

 

———————/

ないモノを掘り起こそうとするのではなく、

あるモノに気づき感謝すること。

———————/

 

 

そして、何より

一番身近で大切な存在は自分自身であること。

 

そのことを決して忘れないでほしい。

 

 

今日は、私自身、

改めて大切なことに気づかせてもらえるキッカケを与えていただきました。

 

本当に感謝です。

 

今日も素敵な一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦和也(六代目彌市)

    三浦和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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