六代目ブログ
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上手く行っているその理由とは?
こんにちは、六代目彌市です!
太鼓づくりに、演奏活動に、
講演に、研修に、、、
三浦太鼓店も2011年に法人化し
それまで親父と私のたった2人でやってきた仕事に
「従業員」という人を雇うという
チャレンジがはじまりまったことで
「経営者」としての仕事の重要度がだんだんと上がってきている、、、
そんな実感をしています。
本来わたしたち職人というのは
「モノづくり」のプロフェッショナルです。
だから、「モノ」を創りだすことは
とても上手。
でも、
その一方で
こと「経営」となると全くその資質は逆の
「才能」が必要だと本当に痛烈に感じてまして、、、
太鼓作ってるだけで商売うまくいけば( ;∀;)
そんな楽しい事はないのですが、
やはり、世の中そんなにあまくない、、、
と、いうことで
私は事あるごとに「アンテナ」を張って、
あの会社すごいらしいよ!
とか、
いま話題の企業があるよ!
って、話を聞いたもんなら
よし!行ってみよう!
行って、観て感じて
その企業がなぜ? うまく行っているのか?
その理由を学びに行くようにしています♬
そんな三浦太鼓店のワクワク視察研修旅行の
今回の旅は神戸の北部にある人口4万人の田舎町、
兵庫県は西脇市という所にある
玉木新雌 tamaki niimeさんという
播州織りという製法でオンリーワンの
ショールを作るブランド企業へ行ってきました!
それは、本当に田舎道に突如あらわれたんです♬
遠くから見ていると
一見ザ工場!
という感じ。
それが近づいてみても
やっぱりザ工場!という感じ( ;∀;)
そんな一見工場の中に
一体どんなワクワクが創造されているんだろう!?
期待に胸躍らせて
入り口に辿り着くと早速商品のショールが干されていて、
いったいどんな工場なのか!?
ワクワク感と期待感が高まります( ;∀;)
でもって、
最初の衝撃がこちら↓↓( ;∀;)
一歩工場の中に足を踏み言えれると
そこは、
あの外観からは一切創造できない
なんともオシャレなショップになってる!!!
もうみんな早速目移りしちゃって( ;∀;)
欲しくなっちゃって( ;∀;)
ショッピングが始まっちゃいます(笑)
そうこうしていると、
今回大変お忙しい中
事前のアポ連絡に対応くださった広報担当の藤本さんが
私達を出迎えてくださいました♬
玉木新雌 tamaki niimeは、
実際のモノづくり現場である工場と、
先ほどのショップが一つの同じ空間の中に
表現されていて、
それも、透明なガラス一枚で
仕切られているだけなので、
ショッピングしながら、
実際今目の前で手にしているモノが
作られている「音」や「匂い」だったり、
「人」そのものが見えてくるんです♬
まず、
それが本当にすばらしい空間だと思いました。
三浦太鼓店もこんな空間にしたい!( ;∀;)
ここからは、
藤本さんの案内で早速工場内部へと
案内していただきました♬
そして、
中に入ってみてまたまた驚きの連続!
外観から見えていた
あのザ工場!
という感じはそこには一切なく、
なんだか洗練された不思議な空間がそこにありました♬
なんでこんなにオシャレなんだ( ;∀;)
と、思っていると
藤本さんの説明ですぐにその「理由」がわかりました。
玉木新雌 tamaki niimeさんの商品というのは
こうした「糸」をから一つずつオリジナルの色へと「染め」る
作業から最終的な商品へと一貫生産されています♬
そうやって染められた「糸」っていうのは
一口に「赤」と言っても
実はいろんな「赤」があるそうなんです♬
最終的な「デザイン」に関わる「色」というのを
きちんと判断するために、
商品以外の余分な「色」というのを
工場の中から徹底的に排除した結果
余分なところは「白」で統一することで
想像力の邪魔になる色を排除されている
ということでした、、
その徹底ぶりはすごくて、
例えばゴミ箱だったり、、、
工場内部の鉄骨部分も全て白!!
だから、
白塗りの空間に突如あらわれた美しい彩色が
目にぱっと飛び込んでくるんですね♬
とにかく、すばらしいモノづくりの現場に
圧倒されながら
玉木新雌 tamaki niimeさんの細部にわたる「こだわり」を
堪能させていただき、
いよいよ、
そんな「夢」のような空間を
実際に作り上げてしまた玉木新雌さんご本人と、
ブランディングパートナーの酒井さんを
交えての質疑応答の交流時間をいただきました♬
三浦太鼓店も、ほんとうに
こんな「夢」のような空間をこれから作りたくて、、、
伺いたいことがたくさんあって、、、
なぜ?この地なのか
なぜ?これほどまで売れているのか?
なぜ?播州織りなのか?
わたしたちのなぜ?なぜ?
の質問に一本の強烈な強い「軸」と
信念を感じさせる玉木さんのオーラで
一つずつ丁寧に答えてくださいました♬
本当に長い時間、
お忙しい中いろんな話を伺う事ができたんですが、
その中で、
私が一番強く刺さった言葉が、
ブランディングというのは
良いモノ、クオリティの高いモノや付加価値じゃなくて
すべては「人」だという言葉でした。
ブランディング=人
ブランド=人
と、いう事です。
だからこれまで
玉木さんたちが徹底して向き合ってきたのが
そこに働く「従業員」と
徹底的に向き合い「人づくり」をすることだったそうです。
現在パートさんを含め
50名ほどの従業員がいる玉木新雌 tamaki niimeさん。
モノづくりのクオリティや
商品そのモノの価値の追求はもちろん当たり前として、
その最後の最後を支えるのは
モノそのものの価値じゃなくて
すべては「人」だと言われました。
だから今の私の仕事は
毎日どちらかというと職人としての
モノづくりじゃなくて、
働く人と向き合う
人づくりを徹底してやってます
と、、、、
今回の視察旅行での学びは
リアルな工場を作りたい夢空間としての
学びももちろんありましたが、
それより何より
それを生み出す原点に「人」ありという
玉木さんの言葉に
一番の衝撃というか、
そうだよな!
そりゃそうだよな!
という、発見にも似た「気付き」を感じさせてもらいました♬
「伝統」と一緒なんですね。
100年受け継がれたモノって
100年受け継がれてきた「理由」が必ずそこにある。
それと同じで
上手くいっている企業には
上手く行っている「理由」が必ずそこにある♬
私自身で言えば、
これまでモノづくりにはそれなりのこだわりを
持って頑張ってきましたが、
やはり三浦太鼓店も
いまこうやって家族経営だったところから
すこしずつ外部からの人が増えてきて、、、
私の仕事の役割が
モノづくりから人づくりへとシフトする
タイミングだということを感じました♬
本当に、行ってよかった。
留守番をしてくれていた
五代目親父と子供の面倒を見てくれていた母に、
ちゃんと玉木新雌 tamaki niimeさんの
商品をプレゼント♪
今ある自分は、
自分だけの自分達だけのチカラじゃないし、
常に人に感謝することを忘れずに
これから先、今まで以上に「人づくり」を意識して
経営者として次の階段を
登っていきたいと思います♬
お忙しい中ご対応いただいた
玉木新雌 tamaki niimeはじめ、
スタッフの方々本当にありがとうございました!
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