六代目ブログ
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尾鷲神社5尺の大太鼓。無事に納まりました♬
こんにちは!
太鼓職人であり演奏者♬
慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の
六代目彌市です!
「伝統」を守り
「伝統」を創るを理念に、
新たな時代に求められる「音作り」を
日々探求しています!
【尾鷲神社5尺の大太鼓。無事に納まりました♬】
さて、
今年もいよいよ
残すところわずか、、、
毎年そうなのですが、
年末のこの時期になると
五代目との会話で
今年も無事に一年なんとか過ごせたね。
今年も一年、」
無事に「健康」で過ごせたこと
無事に「仕事」をさせてもらえたこと
ただただ、
このことだけを心から「感謝」するのです♬
世間的にみられると、
三浦太鼓店さんは
職人さんも増えているし、
いろんな活動もされていて
来年は新店舗へも移転されるし
企業としても「急成長」なんでしょ
と、最近こそ
そう言われることがお陰様で増えてきましたが
決してそうではないのです。
私がこの太鼓屋の道へ入ったころは
親父もまだサラリーマンをやりながら
太鼓屋を営んでましたし、
当時は仕事もありませんでしたので
私は日中は太鼓屋で仕事をしながら
夜はアルバイト生活を
30歳になる直前まで続けてました。
だからこそ、
この年末になると
一年本当に無事に過ごせたことに
ただただ、心から感謝するのです。
先日、あるテレビ番組を見てたら
御年90歳にもなる
「弓道」の大師範がこんな
弓道を教える上で一番たいせつな事として
こんな事をおっしゃってました。
弓道というのは、
「的」をあてることが大事じゃない。
的というのは、
「あてる」のではなく、
「あたる」のである。
正しい行い。
正しい姿勢。
正しい準備。
正しい心。
これさえ、丁寧に丁寧にしていれば
自然と「的」にあたるのである。
この話を聞いたとき
全身にビビーッと電気が走りましたね。
まさに、そう思うのです。
「今」
という目に見える結果があるのは、
それまでの「過程」を
ちゃんと積み重ねてきたからこそ。
それを、どこか一つでも
怠ってしまえば、
すぐに「結果」は悪くなってしまう。
あらためて、
日々の心構えの大切さを学びました♬
そうやって過ごしていると
良きご縁と言うのは、
天が自然と運んできてくださる。
今年も、さまざまな
良きご縁をいただき本当に感謝いたします。
中でも、
今年の春先から
約一年がかりで修理お預かりしておりました
三重県は「尾鷲神社」の大太鼓♬
和太鼓の材で
最高級とされるケヤキのくり抜きで
なんと!
その大きさ5尺!!
半世紀以上
三浦太鼓店で仕事をし続けている
五代目オヤジも
この大きさの仕事は初とのことでした!
さすがのオヤジも未体験の大きさ!!!皮だけでもハンパない( ;∀;)
それはそのはず!
工場設置の300キロまであげられる
クレーンが一つじゃ上がらず、、、
2つのクレーンをつかって
ようやく何とか上がって( ;∀;)
大きさに加えて
その「重さ」にもビックリだったのです(^^♪
納品トラックにちょうど
重量計がついていたので計測してみると
なんと!
540キロもありました!!
そりゃ~、重たいわけですよ( ;∀;)
あとは、
修理を終えたこの大太鼓を
無事に、神社へと据えること♬
一路、三重県は尾鷲まで!!
世間のみなさんも
当然、こんな太鼓は見たことない!!
珍しいようで、
サービスエリアに停まるたびに
人だかりになりました( ;∀;)
サービスエリアに停まるたびに人だかり( ;∀;)⤴
お天気もよく、
道中順調に無事に尾鷲神社へとたどり着きました♬
お天気にも恵まれて⤴無事到着♬
さて、
到着したからと言って
今回はこれで終わりではなく
ここからまた元の場所へと
納めるのがこれまた大仕事( ;∀;)
本堂入り口ギリギリですが、
前回ちゃんと出せたので
今回もちゃんと入るはず( ;∀;)
氏子のみなさんにも
たくさんお力をお借りできたお陰で
無事に、納めることができました♬
気になるその音色は!?
五代目さんぜひとも
叩いてください♬
と宮司さんにおっしゃっていただき
五代目、入魂。
大みそかから、
新年にかけて、
今年の尾鷲神社さん
参拝客には
この大太鼓をみなさんに
叩かせていただけるそうです♬
よきご縁をいただきました
尾鷲神社さんにあらためて感謝申し上げます♬
来年も、
よきご縁に導いていただけるように
何事も丁寧に
精進してまいります(^_-)-☆
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