六代目ブログ

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『不安』や『不満』こそが原動力。

先日、あるオンラインミーティングで

篠笛奏者であり、

現在活動休止中のkogakusyu翔のリーダー

吉村康弘さんとお話しさせていただく機会があったのですが、

 

そこで、

吉村さんがお話しくださった内容が

とても共感できるお話しだったので、

 

今日は、その話題についてみなさんにも

シェアさせていただければと思います(^^♪

 

 

まずは、みなさん

『kogakusyu翔』さんはご存知でしょうか??

 

はじめて、kogakusyu翔さんの演奏を見た時の『衝撃』は今でも忘れません。

私も、息子たちも大ファンで、

 

中でも、私が一番好きな翔さんの曲は

コレですね↓↓

zepp名古屋で開催されたこのコンサート♬

もちろん、私も会場に足を運んで生LIVEを堪能させていただきました。

 

翔さんのライブパフォーマンスというのは、

これまでの伝統的な『和太鼓』という世界を一新するパフォーマンで

その圧倒的な『音楽性』『センス』は一体どこから生まれたのか????

 

私は、単純なこの疑問をどうしても聞きたくて

ご本人に直接、伺ってみたんです。

 

そしたら、こんな答えが返ってきました。

 

『不安』や『不満』こそが原動力。

 

実や、吉村さん。

お父さんがあの和太鼓プロ集団『志多ら』の創設者で

幼いころから『和太鼓』というのが自分の『日常』のなかに当たり前にあったそうです。

 

ただ、

当時『和太鼓』っていうと、どうしても

・腹の出たおっさんが叩くモノ

・古臭いイメージ

 

そんなイメージが世の中にあって

特に、若い頃同級生に『和太鼓』やってるって言うと

 

なんだか『馬鹿に』されちゃう、、、

それが悔しかった。

 

と、、、

 

『和太鼓』は好き。

でも、このままでは今の時代の人たちに

その『魅力』は上手く伝えられない、、、

 

どうしたら?いいだろう??

 

その事を考え、考え抜いた末にたどりついた答えが

法被やハチマキを脱ぎ捨て、

まったく新しい角度で『和太鼓』を表現するキッカケになったと、、、

 

 

このお話をきいて、なるほどなぁ~って思いました。

 

私も、吉村さんとどこか同じような境遇があったので

より一層、共感できる部分が大きかったんです。

 

私自身も『和太鼓』というのが幼いころから身近にあって、、、

 

でも、小さいころは『太鼓屋』に生まれた事を

誇りに思える事はなかったんです。

 

むしろ、その逆。

太鼓が嫌いだった。

 

正確には、『太鼓』が嫌いではなく『オヤジ』が嫌いだった。

 

 

私は5人兄弟の次男坊。

私のこどものころ、『太鼓屋』の仕事って本当に少なくて、、、

オヤジは、太鼓屋だけで家族を養うことができなかったので

 

今の言い方で言えば

本業は『サラリーマン』

副業で『太鼓屋』をしている状況だったんです。

 

今、思えば

オヤジは平日サラリーマンで土日の休日の時間を使って

なんとか、地域の人たちのために、、

この伝統をたやさないためにと、必死になって守っていたので

 

心にも、身体にも余裕がなかったんだと思う。

 

いつも、何かにイライラしてたオヤジを見ていたから

オヤジも、太鼓も好きになる事はできなかったんです。

 

 

そんな自分が、

ひょんなことからこの世界に足を突っ込むようになって感じたのは、

 

和太鼓の『伝統』のすばらしさであり、

オヤジの『偉大さ』だった。

 

 

ただ、先の吉村さんと同じように

いくら素晴らしい『伝統』であっても

 

今の時代の人たちに受け入れてもらう事ができなければ、

それは『存在』していないのと同じになってしまう。

 

・新しいモノ作りに挑戦するのも

・新しい事に挑戦するのも

・新しい祭りを創ることも

 

私にとって原動力は、

何もしなければ、この素晴らしい『伝統』がなくなってしまう、、、

 

そんな『不安』から生まれてくる想いなんです。

 

あらためて、コロナ禍という時代。

多くの人たちが、時代の大きな『変化』の波に

『不安』『不満』をいだいているんだと思います。

 

でも、それって

もしかしたらあらためて自分自身も再び大きく変われるチャンス!

なのかもしれないなって思い直しました。

 

どこにも、行けず

行動が制限されればされるほど、

 

がんじがらめになっちゃって、なにもできない

何もやる気になれない、、、

 

そう思ってしまいガチですが、

 

どんな時代であっても、

自分次第で、いくらでも世界は広がっていくんだと

 

あらためて吉村さんから勇気をもらえた

そんな時間でした。

 

どうか、みなさん

お身体だけは大切に。

 

今日もステキな一日をお過ごしください(^_-)-☆

 

 

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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