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十干(じっかん)を失ってしまった干支(えと)。~2021年は辛丑(かのと・うし)~

こんにちは六代目彌市です(^^♪
年がら年中、仕事人間のわたしも

さすがの正月は毎年家でゆっくり過ごしてると思いきや( ;∀;)

逆に、正月って
ゆっくりと今年の『目標』とか『作戦』を考えれちゃって

美味しいごはんも食べちゃって、ゆっくり寝てられるから

エネルギーが全開!!!でやっぱり家でも仕事しちゃうんです(笑)

 

みなぎってます。

こんな感じでアップ⤴ ダウン⤵ 激しいからダメなんですよね!

 

『善逸』様にならって、

今年はたくさんのことやらずに『一つを極める』♬

 

今日も、『全集中』『型』を意識して積み上げます!

 


画像引用元/『プリキャン』
https://prcm.jp/album/d34f716a9cbb5/pic/82445247

 

 

十干(じっかん)を失ってしまった干支(えと)
~2021年は辛丑(かのと・うし)~

 

さて、みなさん初詣は行かれましたか??

おみくじは引かれましたか(^^♪

 

昨年は本当に大変な一年だったから

今年こそ!そして、今年の運勢は!?って気になっている人も多いんじゃないでしょうか?

 

ちなみに2021年は『丑(うし)年』ですよね♫

 

我が家は、今年小学6年生になる3男坊が年男!ですが

 

実は、この『干支』

正確には、「子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥」

『十二支』だけの事じゃないってみなさんご存知でしょうか?

 

正確には、『十干(じっかん)』『十二支(じゅうにし)』が合わさり

『十干十二支(じっかんじゅうにし)』となり、

 

その『十十二』の『干』と『支』を略したのが

本当の『干支』という事なのです!

 

ただ、現代においては『干支』と言うと

なぜか?

「子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥」

の十二支のみをさす場合がほとんどなので、

 

『十干十二支』??

何それ?聞いた事ないって方が多いのではないでしょうか?

 

ご安心ください、ここから丁寧に解説していきます

では、さっそく!『十干』と『十二支』それぞれをまず見てみましょう♬

 

★まずはご存知『十二支(じゅうにし)』ですね⤵

 

★そしてこちらが『十干(じっかん)』です⤵

 

この『十干』と『十二支』を一文字ずつ組み合わせたものこそが

本来の『干支(えと)』という事なのです。

 

よって、『干支』というのは

12年サイクルではなくその組み合わせは60通り!の60年サイクル!

 

だから60歳というのは、暦サイクルが1周することから『還暦』と言うのですね。

こうした考え方は、昔から日本人はとても大切にしてきました。

 

例えば、十干の最初の『甲(こう)』と十二支の最初の『子(ね)』

これが組み合わさると『甲子(こうし)』となります。

 

勘の言い方ならすでにピン!って来られてると思いますが

そう!あの『甲子園』は、1924年の『甲子』の年に完成し

 

また、『甲子』というのは、暦60年サイクルの始まりの年という

縁起もかついで『甲子園』と称されたそうです。

 

 

では、あらためて今年の『干支(えと)』を見てみましょう。

2021年の今年の『干支』は38番目にあたる

『辛丑(かのとうし)』となります。

 

『辛』は、「草木が枯れ、新しくなろうとしている状態」

『丑』は、「種から芽が出ようとする状態」

 

だそうです。

それぞれの意味は、

  • 「新しくなろうとしている」
  • 「芽を出そうとしている」

 

これからいよいよ本当の意味で新しい時代が始まるって感じがしますね。

 

と、同時に草木が枯れ、一つのサイクルの終わり、、、

という事も言えると思います。

 

草木の一生を考えれば、枯れて肥しとなり次の種が生まれる。

自然植物の流れも➡直線上ではなく、サイクルであり「還」であり「円」なんですね。

 

終わると同時に何かが始まる。

今年はそんな1年の流れがあるようです♬

 

ちなみに!!

太鼓職人も昔からこの「十干十二支」というのをとても大切にしてきました。

 

なぜ?それが分かるか?

と言いますと、太鼓作り必ず

・作られた年

・どこの太鼓屋で作られた?

・誰が作った?

 

というのを胴の中に記録するのですが、

昔の太鼓を修理する際、

 

必ず、このように

「作られた年号」に合わせてその年の「干支」も合わせて記録されているのです。

こんな感じです↓↓


・元治二年「乙丑(きのとうし)」

 

 

これまで修理させていただいた太鼓のなかで

約500年前に作られた一番古かった作手村の「白鳥神社」の太鼓も

もちろん、「干支」が記載されていました。


・作手村「白鳥神社」の約500年前に作られた古い太鼓

 

・天正五年『丁丑(ひのとうし)』

 

こうした昔から大切にされてきた『考え方』や『歴史』って

知れば知るほど面白いですね(^^♪

 

私が思うのは、

人の一生にも60年『還暦』というサイクルがあるように、

 

天地自然の流れというのも、昔から自然の『サイクル』があるってこと。

 

そして、自然の流れというのは『人間様』の浅はかな考えなんか絶対およびません。

 

占いだから、とか

信じるとか信じないという事じゃなくって

 

大きな自然サイクルの中で我々は生かしていただいている事、

きちんと理解して流れに逆らう事なく生きられたら、

 

より、豊かな人生が送れるって事なのかもしれませんね(^^♪

 

最後に!

苦しかった苦しかった昨年2020年は!?と言うと

干支は「庚子(かのえ・ね)」

 

新しい事業や新しい事を始めるのは『最悪』な年で

更には3月~4月は特にダメだったそうで( ;∀;)

 

おい!

三浦太鼓店はそのまさにど真ん中で『移転』しちゃったぞ(笑)

 

不安や心配事がつきない世の中ですが

 

おみくじも、占いも、干支の流れも

 

信じるか信じないかはあなた次第です!(笑)

 

私は、最悪な時に移転しちゃったことは『受け止め』

それでも、

 

『最悪』だったからこそ、

社員みんなでどうしたらこの『伝統』を守れるのか?

 

というのを『真剣』に考え直すキッカケを与えてもらえたと思ってます。

 

今は、最悪でも

いずれそれが芽となり花を咲かせる♬

 

まさに今年の干支『辛丑』!

「草木が枯れ、新しくなろうとしている状態」

 

そう信じて、今年も

毎日、自分や周りに水をあたえ続けて行きたいと思います♬

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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