六代目ブログ

伝統発信ブログ

秋田から受け継いだモノ。

こんにちは!

太鼓職人であり演奏者♬

 

慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の

六代目彌市です!

 

ここ最近は、

演奏活動よりもだんだんと

「社長業」が忙しくなってきて、、、

 

いずれどこかで

線を引く時が来るのかと、、、

 

感じながらも

やれる時まで精一杯!

頑張ろうと思ってます♬

 

 

【能代の新聞に取り上げていただきました♬】

 

 

さて、

先日訪れた秋田への原木仕入れの旅。

 

今回も

五十嵐さんの奥さんに

本当に何から何までお世話になって、、、

 

秋田滞在中、何から何までお世話になっている五十嵐さん奥さん!

 

 

そんな奥さんの力添えや

ご協力あって、

 

五十嵐さんが亡くなられてからの

3年間の私の活動を

 

地元新聞記者さんに

話しをしてくださったところ、

 

今回私が秋田へ行くのに

合わせて

 

なんと、取材してくださったのです♬

北羽新報という能代の新聞社より川尻さんが取材に♬

 

 

 

遠く、愛知から青年が

秋田の「伝統」を受け継ぐに

 

そこまでに至る経緯など

一体どんな背景があったのか??

 

をじっくりと聞いていただき

素敵な記事に仕上げてくださいました♬

取り上げていただいた新聞記事↑↑

 

 

 

そもそも、

五十嵐さん亡き後、

 

私がなぜ未だにこうして秋田との

「ご縁」がつながっているかと言えば

 

それは、

全て五十嵐さんの奥さん

 

五十嵐裕子さんのおかげなのです。

 

2016年9月に

奥さんからの訃報を聞き

 

すぐに秋田へいきました。

 

 

一人の大切な人を失うと同時に

 

日本の大切な「文化」を

失ってしまった、、、ような

 

悲しみというより

「絶望感」の方が強かった気がします。

 

 

もう、これで

あの「音」を再現することは

 

できなくなってしまうのか??

 

 

そう思った矢先に

奥さん裕子さんがこんなお手紙を

くださったのです。

 

五十嵐裕子さんからのお手紙。

 

私は何より近くでお父さんの

「仕事」を見てきました。

 

材料もあります。

道具もあります。

 

私が見てきたことで

何か三浦さんに伝えられることがあるはずです。

 

 

 

このお手紙がキッカケで

私の太鼓人生は

 

ふたたび動き出すことができたのです。

 

 

今、三浦太鼓店の桶作りの

道具は全て、

 

この秋田伝統工芸士

五十嵐さんの工房から譲り受けたモノばかりです。

今の三浦太鼓店の道具は秋田から譲り受けたモノ↑↑

 

 

これが五十嵐さんの工房です↑↑

 

 

 

今回、改めて

新聞記者さんにこれまでの経緯や

 

なぜ?

私が五十嵐さんと出会い、

 

そして、

ご本人亡き後の今なお

 

こうして秋田に毎年

訪れているのか??

 

自分の中できちんと「整理」し

丁寧に丁寧に一つずつお話しさせてもらいました。

 

 

そこで、

改めて気づいたことがあります。

 

 

それは、

本当に必要な「人」

本当に必要な「モノ」というのは

 

 

どこかの誰かが

必ず見てくれていて

 

そのバトンを受け取ってくれるということです。

 

 

実は、今はなき

五十嵐さんご自身も

 

若き頃

こんな取材を受けられていたことがわかったんです↓

若かれし頃の五十嵐さんの記事。

 

 

これは、今から40年以上も前のことです

 

 

五十嵐さんが当時26歳。

 

 

そこには、

20代でただ一人の職人

 

とあります。

 

 

 

今から40年以上も前に

すでに「桶職人」は絶え絶えであったこと、、、

 

 

そんな中、

若き職人が立ち上がり

「技術」を継承することは

 

当時からすでに珍しかったのでしょう。

 

 

 

不思議なことに

あれから40年以上の時が経って

 

こうして、

五十嵐さんから

私へとそのバトンは確かに渡っているのです。

 

 

なくなってもいいモノや

代わりになればいいモノも

 

確かに存在する

今という世の中において

 

私は、一方で

どうしても

 

失ってはならぬもの

無くしてはならない大切なモノが

 

「ある」ということを

こうした偉大な先人の方々から

 

教えてもらうことができました。

 

 

その確かなバトンを

受け継いだ以上、

 

私には、それを

次の世代へと受けわたす

 

役割、「使命」があると

本気で感じています。

 

いただいたバトンを次の世代へと受けわたすのが私の使命。

 

 

 

その方法は

たくさんあると思います。

 

まだまだできること

やらなければならないこと

 

これから

もっともっと可能性は広がっていくし、

 

 

そう信じ続けられるのも

 

五十嵐さんが作り続けてくださった

感動の「音」があったからこそ♬

 

 

 

いつになく

心が動くばかりで

ペンが進まずうまく書くことができませんが

 

 

「本物」とは

人の心に届くこと。

 

そこに言葉はいらない。

 

そう教えてもらったので

これからも、

 

本物の「太鼓作り」を

目指し続けます。

 

 

秋田の空へ

ありがとう♬

 

 

関連リンク

  • 担ぎ桶太鼓

    <1尺6寸・1尺5寸・1尺4寸> 個性豊かな担ぎ桶太鼓!

    詳しく見る 詳しく見る

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

    詳しく見る 詳しく見る

お問い合わせ・資料請求

お問い合わせご質問は、商品に関する事・価格に関する事
どんな事でも結構です。お気軽にお問い合わせください!
下記フォームにて24時間いつでもお気軽にどうぞ!
お電話でのお問い合わせは、営業時間内で承ります。


お知らせ一覧へ

または

0564-64-6785

トップ