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究極の担ぎ桶太鼓、その名も「璨」サン♬
こんにちは!
太鼓職人であり演奏者♬
慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の
六代目彌市です!
「伝統」を守り
「伝統」を創るを理念に、
新たな時代に求められる「音作り」を
日々探求しています!
【究極の担ぎ桶太鼓、その名も「璨」サン♬】
さて、
私には目指したい、
なんとしても生み出したい!
究極の「桶太鼓」があります!
それは、今はなき
秋田伝統工芸士である
五十嵐さんが目指した
究極の「桶太鼓」なのです。
五十嵐さんには、
その「職人人生」をかけ
最後に作りたかった太鼓がある事を
五十嵐さんの
奥さんが私に教えてくれました。
三浦さん、
お父さんは病気が悪化して
入院して
身体が思うように動かなくなっても
最後の最後まで
「職人」として生き続けた人でした。
そんなお父さんが
職人人生をかけて
最後に作りたかった夢の太鼓があるんです。
三浦さんわたしは、
そのお父さんが人生をかけて
挑戦したかった究極の太鼓に
「璨」サン
と名付けました♬
「璨」サンというのは
玉の光輝くさまを表現した言葉で
「美しさのきわみ」をあらわした言葉です。
三浦さん、
どうかお父さんが
最後の最後まで夢に
思い描いたこの太鼓を
私は三浦さんに
いつか作ってもらいたいのです、、、
と、、、
そんなお話を
もらったのが
私が桶作りをはじめて
とうとう秋田杉の「原木」の仕入れに
チャレンジすることになった
昨年のことでした。
奥さんに協力していただき、はじめて秋田杉の原木を買い付けに♬⤴
究極の太鼓「璨」♫
私に究極の太鼓が作れるのだろうか???
でも、
「想い」を受け継がせて
いただいた以上、同じ職人として
絶対に成し遂げてみたい、、、
こうしていつしか、
五十嵐さんの思い描いた
究極の桶太鼓への「夢」が
私の「夢」へと変わっていったのです。
そして、
私の新たな挑戦はここに始まったのです。
私は「璨」に
3つの条件をつけることにしました。
1つ目は、
自分の目で見て感じた原木でつくる事♬
五十嵐さんの桶作りは
自分のその目で確かめた「原木」を
仕入れるところから始まっていました。
すべての「責任」を
人のせいにしない、、
モノづくりに対する
まっすぐな姿勢こそが、
とにかく「職人」としてかっこいいと思った。
おかげさまで
今は「秋田杉」と「吉野杉」と
産地、特性の違う「原木」を
それぞれ現地に足を運び仕入れています。
2つ目は、
本物であること。
五十嵐さんが作ってくれた
「桶」はいつも本物でした。
五十嵐さん亡き後に
わたし、奥さんに聞いたことがあるんです。
五十嵐さん「本物」って
なんなのでしょうね??
いつも、五十嵐さんが
作ってくださる「桶」を見るたび
その美しさ、
その音に感動するばかり、、、
これこそ「本物」だと
感じていました♬
どうしたらこんな桶が作れるんだろう??
「本物」って一体なんだろう??
そんなわたしの疑問に
奥さんはこう答えてくれたんです♬
「本物」とは、
人の心に届くこと。
そこに言葉など何もいらない、、、
まさに、
わたしがいつも五十嵐さんの
桶から感じていることでした。
決して、「言葉」で
伝えてくれるわけじゃないのに
そのモノから溢れる
「エネルギー」♬
わたしが目指す
「桶」もいつかそうなりたい、、、
そして、
最後3つ目は
これは、
私じゃなくて
五十嵐さんが目指した「想い」です。
無垢の秋田杉の木目に
天然塗料でしっとりとした
美しい表情があらわれる。
ひと塗りするだけで
しっとり美しくそれはまるで
「秋田美人」の肌のような艶やかさ、、、
なるほど、、
天然塗料といえば!
味噌六仕上げの油でもお世話になっている
地元岡崎の太田油脂さん提供
純正「荏胡麻油」♬があるじゃないですか!!
まるで本当に秋田美人のように
しっとり艶やかに仕上がっていきます!
こうして、
とうとう原木から仕入れた
秋田杉での第1号桶が完成しました!!
これが、
究極の桶太鼓「璨」だ!
と、
今はもちろんまだ言えません。
でも、
桶を作るようになって
早くも3年、、、
うまくいかないこと
ばかりだった当初を比べたら、、
少しずつ少しずつ
自分の思いがカタチに
できるようになってきました。
いつか、必ず
究極の桶太鼓「璨」サンは
世の中に出します。
完成した1号機は
秋田へ送りたいと思ってます♬
いつも本物の桶作りを
間近で見てこられた五十嵐さんの
目にどう映るかドキドキですが♪( ´▽`)
さて、
これでようやくスタートラインかな、、、
自分で目で見て
感じた原木から作れるって
なんでこんなにワクワクするんでしょうか♪( ´▽`)
今日も究極の桶太鼓
「璨」に一歩でも近づけるように
頑張ります♬
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