六代目ブログ

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伝統発信ブログ

虫に食われました( ;∀;)

こんにちは!

太鼓職人であり演奏者♬

 

慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の

六代目彌市です!

 

「伝統」を守り

「伝統」を創るを理念に、

 

新たな時代に求められる「音作り」を

日々探求しています!

 

【虫に食われました( ;∀;)】

 

 

数年前に桶太鼓を

作らせてもらったお客様から

 

 

こんな電話がありました。

 

 

三浦さん、

 

太鼓を叩いていると、

 

なぜか?

 

胴が真っ白になっていくんです~( ;∀;)

 

 

 

はっ!!

 

 

このお電話を聞いて

 

まさか!!

 

と、ハッとしました。

 

 

 

 

 

 

とても嫌~な予感がすると思い

 

もしかして、

 

その白い粉っぽくて

タガのあたりからじゃないですか??

 

 

と、聞くと

やっぱりそのようなのです( ;∀;)

 

タガのあたりに白っぽい粉が噴出してくる、、、、

 

 

 

実は、これ

「虫食い」なのです!!!!

 

 

竹をよーーく見てください

 

小さな小さな穴がいくつも

空いてます、、、

 

小さな穴は全て虫食い穴♪( ´▽`)

 

 

 

これが、おそるべし

竹を食べちゃう虫で

 

その犯人の名はチビタケナガシンクイムシ

 

画像引用元/https://www.taketora.co.jp/diary/2017/10/post-3431.html

 

 

噂に聞いてました、

 

桶作りやるようになって

はじめてこの虫にやられてしまいました( ;∀;)

 

 

チビタケナガシンクイムシは

体長約3ミリ程度の非常に小さな虫で

 

食欲旺盛でさらにその竹を食べるパワーは意外と強力だそうで、

 

大きな竹でもボロボロになっちゃうほど、、、、

 

 

今回の「白い粉」の原因は

このチビタケナガシンクイムシさんが

 

美味しく竹を食べてしまった事が

原因でした( ;∀;)

 

 

 

 

ただし、、、

 

 

食べられてしまった事にも

 

実は大きな「原因」がありまして、

 

 

それは、竹を切る「時期」が

悪かったのです、、、、

 

 

一般的に

竹は9月から11月ごろが

 

一番よい「切り旬」と言われ

 

この理由としては

 

この秋から冬と言うのは

竹が休む時期で、

 

ようするに、地中からの

「水分」を吸わなくなる季節なのだそうです。

 

 

逆に、

 

春から夏というのは

 

地中からの「水分」をたっぷりと

蓄える時期になります。

 

 

「水分」の中には、

 

木の成長に欠かせない土壌からの

「栄養素」も当然がたっぷりと含まれていて

 

 

これが、実に「美味しい」( ;∀;)という事なのです。

 

 

だから、

この季節に切ってしまった竹を使ってしまうと

 

 

このように、

虫さんのご馳走となってしまう、、、

 

 

と、いう事なのでした。

 

 

また、一つ反省と勉強です。

 

 

 

 

切り旬としては9月から11月で

 

もっと言うと、

 

「満月」でなく「新月」が

より良いそうなのです。

 

 

「新月」というのは

月からの引力が弱まる時。

 

月の引力が弱いときと言うのは、

より土からの水分を吸わないタイミングなのだそうです。

 

 

「宇宙」と「自然」

 

そして、われわれ「人間」。

 

 

ちゃーんとすべて繋がっているですよね♫

 

 

人間様の都合でモノゴトを考えてしまうと、

長い目で見るいるといずれ

 

どこかに「歪み」が

訪れることを

 

 

昔の人たちは知っていて

 

ちゃんとそれは、

先人の「知恵」として

 

語り継がれています。

 

 

それを無視するから、

怪我をするわけで♪( ´▽`)

 

 

今日の学び

「水」と「太陽」をバカにすると虫に喰われる。

 

 

学びと反省です。

 

※現在では、全ての竹を

11月ごろに切ったモノしか使っておりませんm(__)m

 

 

 

今日も素敵な一日を(^_−)−☆

 

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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