六代目ブログ
ブログ
修理・張替
【その人じゃないと奏でられない「音」♫】
こんにちは!
太鼓職人であり演奏者♬
慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の
六代目彌市です!
「伝統」を守り
「伝統」を創るを理念に、
新たな時代に求められる「音作り」を
日々探求しています!
【その人じゃないと奏でられない「音」♫】
さて、
この三連休はみなさんいかがお過ごしでしょうか??
私は13日土曜日は富士山のふもとで
いよいよ製作も終盤になってきた
ドラゴン太鼓作り!に
みんなで創る祭り!!5尺5寸の大桶太鼓「ドラゴン太鼓」プロジェクト↑↑
昨日は、
静岡県は足久保太鼓さんへ
今年納品させてもらった三六-SABUROKU-の
締め直しをさせてもらいに行ってきました!
足久保太鼓さんのチーム名の
由来でもある「足久保」という地域は
実は、
静岡茶の発祥の地と言われ、
新東名の新静岡インターから
車で10キロほどの
静岡ならではの
茶畑が両脇に広がる
それはそれは風情のある谷山に
道場があるんです♬
はじめて納品に訪れた時、
私お茶が好きなので
いつも高速道路眺める茶畑の中に
入っていくようでワクワクしました(^^♪
代表の海野さんも
まさに代々お茶屋さんを営んでいられる方で
毎回、おいしいおいしい
お茶をいただいちゃうのです(^^)/
そんな風情ある地で
長年活動される「足久保太鼓」さんの
シンボルともなるべく大太鼓
三六-SABUROKU-を作らせていただけて
本当に本当に感謝なのです♬
太鼓は打ち込んでは締めて
打ち込んでは締めていくことで
「音」が育っていきますが
3尺6寸!
大きな太鼓ですからね、、、
なかなか自分たちで締め直すにも
「経験」はもちろんそうですが、
そもそも締め直す「勇気」!!
これがない方が
ほとんどなので( ;∀;)
連休中の子供たちを連れて
旅行がてらうかがってきました♬
キラ君は安定の元気さです(笑)↑↑
締め直すときに
お客さんに一番よく聞かれるのが
・どのくらい締めたら良いか??
というご質問です♬
どのくらいの強さで締めたらいいの??↑↑
たしかにそうですよね、、
大切な太鼓が壊れちゃうのではないか?
皮に負担がかかりすぎちゃうのではないか??
当然このような
心配をしていただく事が多いですが
私は、
締め直しをすると気に
一番心がけているのは、
とにかく太鼓に「触れる」こと♬
もう、
やたらめったら
太鼓のいろんなところを
触りまくって太鼓にとにかく「セクハラ」します(笑)
そうすると、
その太鼓の様子がだんだんと
「見えて」くるので
その子(太鼓)にあった
締め具合というのが分かるのです♬
ほら、
お医者さんって「手当て」って
言いますよね、、
初診の患者さんに
手を当てることで
病気を見つけたり判断したり
すると思うのですが、
それと全く同じことを
私は太鼓にします♬
そうやって、
太鼓に「手当て」をすると
どこをどうしてほしいのか?というのが
本当に手に取るように
「聴こえてくる」のです♬
こうして、
無事に締め直しが終わった
三六-SABUROKU-は
本当にすばらしい「音」を
響かせてくれました♬
その後は、
代表の海野さんに
頼まれて、
少しだけ
そもそも太鼓ってどうやってできているの??
桶ってなんだ?
タガの役割ってなぁ~に?
皮のことだったり、
つくり方の事だったり、
どこを叩けばいいのか?など
様々な
太鼓についての「お話し」を
させてもらいました♬
その後、
よい響きによみがえった三六-SABUROKU-を使って
足久保太鼓さんの代表曲
2曲をご披露くださいました♬
1曲目は、
地元に伝わるキツネの伝説物語から
作曲された「薫風天狐」という曲♬
足久保太鼓作曲:「薫風天狐」♬
もう一曲は
これまた足久保の地元で
飼われていた漆黒の名馬
その名も、摺墨(するすみ)
という馬をモチーフに作られた曲♬
足久保太鼓作曲:摺墨(するすみ)
いずれの曲も
本当にすばらしくて感動したんですが、、、
それ以上に何か
特別な一体感を感じました♬
きっと、
地元に伝わる物語には、
実際にその「場所」があったり、
地域で飼われていた
「名馬」というのは、
足久保太鼓のみなさんにとっては
「誇り」だったはず。
そんな「想い」が
ちゃんとあるからこそ
「曲」に魂が宿るんだなと
感じました。
他のだれでもできる曲じゃなくて
足久保太鼓じゃないとできない曲♬
これが、
ちゃんと生まれ育った「地域」と
つながっていることって
本当にすばらしい事だと思うのです♬
太鼓の音作りも、それと同じで
「皮」や「胴」という
それぞれの素材の
「つながり」を深めてあげればあげるほど
実は、「良い音」になっていくのです♬
常々、わたしたちも
そんな「音」を作っていきたい、、、
と、いつも心から願ってます♬
誰でも作れる「音」を売っている
太鼓屋じゃなくて、
三浦太鼓店じゃないと
作れない「音」をもっともっと追求していくこと♬
足久保太鼓のみなさんの
すばらしい演奏をみて
そんな刺激をいただきました♬
最後はお礼に(*”▽”)
我が家の4兄弟のキッズが演奏までさせていただき♫
とてもとても
たのしい時間を過ごさせてもらう事ができました♬
足久保太鼓のみなさん、
練習の貴重なお時間をいただき
本当にありがとうございました♬
さて、
子供たちは今日も休みですが
三浦太鼓店は連休は
ございませんので( ;∀;)
今日も通常営業でございます♬
まだまだ
すこし梅雨の季節が続きそうですね、、、
今日もステキな一日を(^_-)-☆
関連リンク
-
三六
太鼓サイズ:3尺6寸 豊富な表現バリエーションと総重量約35㎏の実用性も実現した大太鼓セット
お問い合わせ・資料請求
お問い合わせご質問は、商品に関する事・価格に関する事
どんな事でも結構です。お気軽にお問い合わせください!
下記フォームにて24時間いつでもお気軽にどうぞ!
お電話でのお問い合わせは、営業時間内で承ります。