六代目ブログ

修理・張替

伝統発信ブログ

【壊れても捨てられないモノ】

こんにちは!

太鼓職人であり演奏者であり経営者♬

 

慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の

六代目彌市です!

 

いよいよこの春4月から

新店舗へと移転します!!

 

「伝統」を守り

「伝統」を創るを理念に、

 

新たな時代になっても

人々から求められる「音作り」をめざします♬

 

 

【壊れても捨てられないモノ】

 

先日、こんな壊れてしまった

古~い桶太鼓が修理でやってきました♬

 

 

 

今まで、

数々の太鼓を修理してきましたが

 

さすがにこれを

見た瞬間はビックリおどろきでした( ;∀;)

 

 

 

「モノ」に溢れ、 何不自由のない

そんな現代に私達は生きてます。

 

・壊れたら捨てる

・古くなったら買い替える

 

これが現代人の日常です。

 

でも、

 

いくら壊れて古くなっても

大切にされて「捨てられない」モノがあります。

 

 

そんな古びた「太鼓」に出会うたび

 

私は、いつも

「太鼓」というモノの「本質」と向き合うのです。

 

 

 

 

【太鼓の本質って何だろう??】

 

ある本にこんなことが

書かれてました。

 

 

かの有名なピカソは

 

もともとは、

 

あのような「奇才」な絵画を

描いていた訳じゃなく

 

「写実画」を描いていたそうです。

 

「写実画」というのは、

いかにそのモノを忠実に再現できるか?

 

という「技」を競う世界。

 

そんな時代に突然、

「写真機」と言うモノが

世の中に存在するようになりピカソは考えました。

 

これまでのように

いかに本物に忠実に再現できるか?を

考えて「写実画」を描いても

機械に叶う事は永遠にできないだろう。

 

 

じゃあ、

我々「人間」にしかできない事って何だろう?

 

 

ピカソの「絵」には、

そんな人間にしかできない

「本質」が描かれているから

 

今なお人々の心を今も打ち付けている、、、

 

 

とても深いけど

興味深いストーリーでした♬

 

 

 

形あるモノはいつかなくなります。

 

でも、

そこに「本質」さえあれば

きっと誰かの心に届くんだと私は思うのです。

 

 

そうやって、

誰かの心に届いたモノは

きっと大切にされるから後世に残されていく。

 

どれだけ新しい時代がやってきても

 

不変的に愛されるモノ?って

何だろう?

 

 

ピカソになった気持ちで

私も考え続けていきたい♬

 

 

 

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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