六代目ブログ
修理・張替
伝統発信ブログ
人生に一つ飛ばしはない。~「目の前の人のよろこび」を作るために必要なこと~
こんにちは、六代目彌市です(^^♪
コロナも明けて、
移動制限や、いろんな規制が四年ぶり日常に戻ったこともあり、
我々、三浦太鼓店にも
これまで以上に多くの方々がご来店くださっているのですが、
2020年より新店舗に移転したことの
大きな大きな『目的』の一つに、
工房見学をしてもらえるルートをつくる!
ことがありました↓↓
そもそも、なぜ?
我々がこのような「工房見学ルート」を作ったのか??
それは、
和太鼓という楽器は
『できた太鼓』、『完成された太鼓』に価値があるのではなく、
和太鼓の本当の価値というのは、
それが生まれる『背景(過程)』にこそ、
・大切な『伝統』
・先人たちの『知恵』
和太鼓の『本当の価値』というは、
生まれる「背景(過程)」にこそあることを私は深く理解しているので、
なかなか、一般の方々には
「敷居」高く感じられてしまう工房の裏側を気軽に見ていただくことで、
我々の伝えたいメッセージを届けているのです♪
そんな取り組みの中で、
ありがたいことに年間通して、
いろんな方々がご来店くださっているのですが、
先日、地元「和太鼓サークル」のみなさんが
親子そろってご参加くれたのです(^^♪
いつも通り、
工房を順路から一通り案内させていただき、
みなさんがいつも、当たり前に叩いている太鼓が
・一体どんな素材で、
・どんなふうに作られているのか??
丁寧に、ひとつずつご案内していきました。
その中で!
意外と多いご質問が、
大きな大きな太鼓の「皮」を前にして、
子供たちや親御さんの反応に、
え!?
太鼓って動物の皮からできてるんですか!???
と、聞かれることあるんです!
我々にとっては日常であり、当たり前の「太鼓づくり」も、
みなさんにとっては、当たり前じゃない『非日常』。
だからこそ!
伝える意味があるのです。
そんな工房案内させてもらった子供たちから
先日、『三浦太鼓店へ行って感じたこと♬』という感想文お手紙が届きました♪
そんなお便りをいただいた子供たちのなかで、
ある女の子がこんなメッセージをくれました♪
私が三浦太鼓店で感じたこと———————/
私が、三浦太鼓店に行って感じたことは2つあります。
1つ目は、
太鼓はとっても長い時間をかけて作られていることです。
太鼓を、ただ叩いているときは、
何も思わなかったけど、手間と時間をかけて丁寧に作られていること知りました。
もう1つは、
いろいろな「気持ち」を込めて太鼓は作られているということです。
太鼓を使ってもらう人を喜ばせたい!
という気持ちだそうです。
とても良い経験になりました。
———————/
こんなうれしいお便りいただいたんです!
このお便りを読ませてもらって
私は思ったことがあります。
・太鼓を使う人を喜ばせたいという気持ち
我々はたまたま「太鼓づくり」というお仕事ですが、
結局、どんなお仕事であれ、極論!
「目の前の人のよろこび」を作るコト!
これに尽きると思うのです。
では、どうやったら
その喜びって作れるのでしょうか??
私たちの「太鼓づくり」というお仕事で言うなら
目の前の人を喜ばせるために、
まずは、何よりやるべきこと!
それは、
「目の前の太鼓を喜ばせるコト!」
なんですね(^^♪
目の前の太鼓が喜んで→
その太鼓の喜びから生まれる、豊かな「ひびき(音)」があるから
その先にいる人たちのよろこびとなる。
これ、実は結構見落としてしまうし、
わかっていてもできなかったり、
私自身もときどき失敗して、自分自身反省することありますm(__)m
例えば、
目の前の「太鼓づくり」をおろそかにして、
人のよろこびだけ作ろうと思っても
どこかで必ずその「ツケ」は自分に返ってくる。
目の前のモノから目を背けて
一個飛ばしをしてしまうと、
結局、それはそのまま自分自身も
一個飛ばしをされるという状態で返ってくるという話です。
本来見るべき、
目を背けてはならぬ一番身近な存在を
私たちは、わかっているけど
忘れちゃうこと、
おろそかにしちゃうこと、、、
あるんです。
そうやって、自己反省を繰り返し
成長するのがきっと、人生の目的なのでしょうね♪
さて、今日も
・目の前の人
・目の前の太鼓
とちゃんと向き合っていくんだよ。
今日も素敵な一日を(^_-)-☆
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