六代目ブログ

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何を信じるか?ではなく、何を信じられる自分でいるられるか?

何を信じるか?ではなく、何を信じられる自分でいるられるか?

 

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

 

おととい、午前中は「大学1年生」

午後からは「中学2年生」の子供たちを相手に

 

講師として、

私の本業である『伝統』を軸にしたお話しをさせていただきました♪

 


・「伝統」をテーマに子供たちに講話♪

 

 

大学の方は、

ありがたいことに

 

2020年より『招聘教授』としてお役目をいただき、

年に数回登壇させていただいていますが、

 

もともと、子供のころから

大!!がつくほど「人見知り」な私( ;∀;)

 

まさか!まさか!

そんな自分が大人になって人前に立ち話しをするようになるとは、、、

 

未だに、

自分が一番信じられないのです( ;∀;)

 


・地元『愛知産業大学』の招聘教授として年に数回登壇。
過去の講演回数を数えてみたら何と!?今回で102回目でした( ;∀;)

 

 

そんな私が、

今を生きる子供たちに対して

 

一体、何を伝えているのか??

 


・私が伝えたい子供たちへのメッセージとは??

 

 

21世紀に生まれ、

今の時代に生きる子供たちにとって

 

いくら、日本の文化やアイデンティティ、

「和太鼓」の伝統と言われたところで、、、

 

やっぱり、現代の日常に、

「日本文化」という馴染が薄くなってしまった時代なので

 

ピンと来ないのは100も承知!

 

その上で、何を伝えられるのか??

 

それは、

世の中というのは、

 

『見えている現実』そのものが大切ではなく、

その『見えている現実』をどう捉えるか?

 

これこそが!一番大切だというメッセージなのです。

 

 

例えば、間もなく社会に出る大学生にとって

『働く』ことの意味が

———————/

・お金を稼ぐコト

———————/

そう思っている学生がいるとします。

 

働くこと=お金を稼ぐ

 

という視点しかなければ、

嫌な仕事も我慢しながらでもとにかく稼ぐ!

 

が『信じている』ことだし、

 

一方で、ある学生にとったら、

働く事の意味は『人のよろこび』を創造すること!

 

だったら、

お金持ちにはなれないかもしれないけれど、

 

自分の特技や特性を活かして

世の中に役立てる仕事を探すという選択になる。

 

何が言いたいかというと、

モノゴトって、そういう

 

何を選択できる、自分でいられるのか?

 

その選択「幅」「視点」

たくさん持っていれば、

 

すなわち!!

それが、人生の幅そのものになるということです♪

 

講義を受けてくれた

学生さんからもらった受講後アンケートを見て、

 

私が伝えたいメッセージが

少しでも伝わったみたいでうれしい(^^♪

↓↓


・人生のとらえ方を変えるには、様々な視点を自分の中に持つこと。
人生の答えは十人十色あるってこと。

 

 

『教養』と言う言葉があります。

英語で訳すと「リベラルアーツ」と言うそうです。

 

リベラルアーツの意味は、

『自由になるための術』という意味。

 

まさに、知を深める事、

 

そして新しい世界を「知る」ことで

人生の選択肢が広がり、

 

その広がった選択肢の中から

より、自分らしく!

より自由に生きられるようになるんです!

 

と、言うことで

今の時代に生きる若者たちに

 

興味も関心もない、日常にもないであろう

『伝統や知恵』という新たな視点をプレゼントしているのです♪

 

 

モノゴトの本当の価値とは?

 

 

 

私は、この日本の伝統である

『太鼓づくり』という仕事を通して、

 

たくさんの!新しい視点に気づき

そして、そのおかげで

自分の人生の選択肢や可能性が広がっていきました。

 

 

その中で、

私が見つけた1つの視点は、

 

モノゴトの本当の価値は、

『できたモノ』にあるわけでなく、

 

それが生まれて行く「プロセス(過程)」にこそ!

本当の価値があるってこと。

 

三浦太鼓店の工房に来られたことありますか??

 

来ていただいた方はご存じかと思いますが、

三浦太鼓店の工房って、伝統の世界の中では一風変わった工房になっていて

 

ショールームから工房の中が「ガラス張り」になって

「太鼓づくり」の過程(プロセス)を、見る事ができるんです。

 


・ガラス張りになって見える、太鼓が生まれて行く過程。

 


・五感を通じて感じてもらえるモノが生まていく空間。

 

 

本来であれば、

培われたその「技」は、人に盗まれる可能性があるからと

 

「隠す」ことさえあれど、

公開するのは珍しい事。

 

特に、我々のような「伝統産業」は尚更の事。

 

では、なぜ?
我々はこのような空間を演出しているのか?

 

これこそが、まさに

先ほど伝えたメッセージ。

 

我々の伝統の太鼓づくりは、

完成された太鼓という『モノ』にあるのではなく、

 

太鼓の本当の価値は、

それが生み出される過程(プロセス)にこそ!本当の価値がある!

 

私自身がそう「信じている」からなのです。

 

それを、今の時代に生きる人たちに

感じてもらうために?どうしたらいいんだろう??

 

そう考えた結果、

工房を「ガラス張り」にしてその過程を見てもらえるようにする!

 

という選択だったんです。

 

 

これは、一人の人間も

同じことが言えるかもしれません。

 

———————/

お父さんとか

お母さんとか、

社長とか、

先生とか、、、

———————/

これらは、外から見えるただの「肩書き」でしかなくて、

その人の本当の価値ではありません。

 

では、人の価値って何でしょうか??

 

それは、その人が過ごしている、

「当たり前の日常」すべてです。

 

今日は、嫌な授業があるから

お腹が痛いと言って学校をさぼる。

 

今日の晩御飯は、

疲れてしまったから、、ちょっとだけ手抜きをする。

 

人は、日々

さまざまな葛藤の中で過ごしていますが

 

そういう一見すると、ダメな自分!

 

そう思ってしまう事ですら

その人の魅力であり「価値」なのです。

 

そう思ったら、

ありのままの自分そのものすべてが

その人の価値ということですね♪

 

受け継がれた「伝統」

ありのままの姿を見せられた時、

 

私は、そこに最大の「価値」がある!

そう思ったんです。

 

 

 

さて!

次回の講演は地元愛知の高校和太鼓部さんに向けて

『太鼓の楽校』講座です♪

 

お役に立てることあれば!

お気軽にお声掛けくださいね(^^♪

 

今日も素敵な一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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