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【Oh,No! ヘルプミー!!】 ~壊れた太鼓再生の物語り~

【Oh,No! ヘルプミー!!】
~壊れた太鼓再生の物語り~

 

三浦さん!
緊急事態です、、、

なんとか助けてもらえないでしょうか、、、

 

と、
先日当店に急遽持ち込まれた3尺の『大桶太鼓』。

 

 

どうされたのですか?

と、聞くまでもなく
状態は一目瞭然でした。

 

 

本来、太鼓として『胴体』を支えるべく

『板』がバラバラと抜け落ちてしまっていたのです、、、

 

実は、桶胴太鼓の場合、

こうなってしまう主な原因がありまして、

 

それは、

『タガ』が緩んでしまうこと、、、

 

 

『タガ』って飾りじゃないんですか??

 

と、たまに聞かれますが、

もちろん!ただの飾りでは決してなくて、

この『タガ』
しっかりと締まっているからこそ

・成型が保たれる
・胴がしまって良い音になる♬

 

のです。

 

ほら、昔から

・緩んだタガを締めなおす
・タガが外れる

という
日本の慣用句がありますよね♬

と、いうことで

 

今回も、

我ら伝統の誇る技術を総結集いたしまして!

太鼓再生の物語り!スタートです(^^♪

 

 

まずは、バラバラになってしまった
一枚一枚の板がまだきちんと使える状態か?を確認していきます。

 

 

 

確認していくと、

おかげ様で、板そのものはまだまだ大丈夫そう!

 

 

板の無事が確認できたので、

あとは、やるべきことは

 

新たな『タガ』を締め直して、

成型しなおす作業です!!

 

 

 

 

こうして、無事に

カタチは元通りに修理することができました♬

 

 

さらに、今回は!

せっかく修理するなら、、、

 

と、

もともとの胴のカラーから

 

チームを象徴する
カラーにカスタムしたい!

と、ご要望いただき塗装も、

カスタムリメイクさせていただくことに!

 

 

 

かくして、

当社の誇る『技術』と伝統、

 

総力を決して、

 

まるで、

まったく別人かのように

『音』『見た目』
美しくよみがえったのでありました(^^♪

 

 

 

このような、

壊れてしまった太鼓を修理させてもらうとき、、、

 

我々の願いはただ一つなのです。

 

 

それは、

『太鼓』という楽器はきちんと

——————-/

・メンテナンス
・修理

—————/

 

さえしてあげられれば、

 

何十年、何百年と、、

長~く!

愛用いただける楽器♬

 

モノにあふれ、

何不自由なく暮らせる『現代に生きる』我々は、

 

・壊れたら捨ててしまう、、、
・古くなったら買い替える、、、、

 

そんな時代ですが、

 

昔から私たち日本人が
大切に育んできたモノって

 

決してそうではなくて、

 

何度も何度も
修理して、

そうやって大切に大切に
受け継がれていくモノなんですね!

 

自然を尊重し、自然と共に暮らす文化。

 

 

これこそ
究極の『SDGs』だと

私は思っています(^^♪

 

貴重なご縁をいただきました
各務原太鼓保存会さん!

本当にありがとうございました♬

あわせて、

過去のカスタム事例も2つご紹介させていただきます!

以下リンク文字をクリックでご覧になれます♬

①カスタム修理事例1つの太鼓から3つの太鼓>>>
②カスタム修理事例1つの太鼓から3つの太鼓>>>

 

 

今日も素敵な一日を(^_-)-☆

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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