六代目ブログ
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「叩き方」とは「聞き方」!?
昨日、ご来店いただいたお客様に
我々の日常である「太鼓づくり」の工房をご案内している中で、
ふと、こんなご質問をいただきました。
↓↓↓
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三浦さん、太鼓の「音」って目に見えないモノじゃないですか、、、
目に見えないのに、どうやって「良い音」を作り続けることができるんですか??
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確かにそうなのです(^^♪
太鼓の「音」って決して「目」に見えるモノじゃないし、
また、お客様ごとにだったり、
それぞれいろんな太鼓の種類ごとに求められる「音」も違う。
一般の方からしたら、
そんな「音」を我々職人がどのように作り、生み出しているのか???
素朴な疑問でありましたが、
きっと気になられたんでしょうね♪
せっかくなので、今日はみなさんにも質問してみましょう!
Q———————/
「目」にみることのできない太鼓の「音」を
我々太鼓職人は日々どうやって作っているでしょうか?
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・伝統の技があるから作れるのでしょうか?
・受け継がれた道具があるから作れるのでしょうか?
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それらも、もちろん大切な「要素」ではありますが、
そうではないのです。
我々太鼓職人がどうやって
目に見えない「音」を作ることができるのか?
今日は、特別に答えをお伝えします(^^♪
その答えは、
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太鼓に聞くこと。
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なんです。
だから、我々太鼓職人が、
「一人前」と呼べる人材に育つということは、
道具の使い方がうまいとか、仕上げがキレイにできることではなく、
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太鼓と対話できる人であるかどうか?
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これが職人として何より大切な要素なのです。
以前、話し方の勉強会に通ったとき
先生が同じようなことをおっしゃってました。
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話し方とは聞き方のことです。
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自分がいくら伝えよう伝えようと思って、
話すという「技術」そのものを高めたところで、
目の前にいる「相手」に伝わっていなければ、意味がない。
では、どうやったら目の前にいる相手に
自分の想いを伝えることができるのか?
それは、
目の前にいる相手に聞くこと、すなわち相手を「感じようとする」ことなんだと、、、
これは、すべての物事に通じる真理だと思います。
例えば、みなさんが太鼓の演奏者だったとして
「叩き方」を磨くということは、「話し方」を磨くことと同じことなのです。
太鼓を叩く技術や、構え方、姿勢というのは
どこまでいっても「自分自身」だけのことになってしまう。
そうではなくて、
目の前には「太鼓」という対話相手がいるわけですから
太鼓が返してくれている「音(言葉)」を聴くこと。
それだけで、明らかに音は変わっていきます。
さて、そんな職人目線で伝える「太鼓の聴き方講座」を始めました。
題して、『太鼓の楽校(がっこう)』と言います。
「学校」ではなく、「楽校」としているのは理由があって
見えない世界、知らない世界のことを「知る」ことで
未来は開かれ、これまで以上に太鼓のことが好きにる!
私自身がそうだったんです。
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・太鼓はどんな素材でできている?
・そもそもなぜあんなデカい音が鳴るのか?
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太鼓に命を吹き込む、大切な音作りの工程を知るだけでも
太鼓に対する向き合い方、感じ方が変わるのです(^^♪
参加者の方の声———————/
・叩き方以上に大切な太鼓の「音」を学ぶことができた!
・太鼓の音が生まれる仕組みを理解することができた!
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次回は、
いよいよ来週三重県は伊勢の地で開催される
『日本太鼓祭』にて講座WSを開講させていただけることに!
ご参加ご希望の方は
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みなさんのご参加お待ちしております♪
今日も素敵な一日を(^_-)-☆
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