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「歴史の証人」と川上村が教えてくれたこと

みなさん、こんにちは!

塗装屋しろちゃんです^ ^

 

 

先日、三浦太鼓店メンズメンバー6人で

奈良県まで日帰り視察旅行へ行ってまいりました。

今回の視察旅行の目的はこちら!

 

 

 

 

桶胴の材料である杉。

 

その中でも名高い吉野杉の産地である

奈良県は川上村へ吉野杉の原生林を見に行く!

 

というものです。

 

現在、三浦太鼓店で桶を作っているのは

6代目としゅん太丸の2人。

 

 

ボクを含めて他のメンバーは良い木の見分け方も桶の作り方も全然わからない、素人です(*_*)

 

今回の視察旅行を通して少しでも

杉の事を学び、吸収できるように頑張ってきます!

 

奈良県に入って最初に出迎えて下さったのはこの方々!

久保さんと美穂さん

 

 

久保さんは川上村と三浦太鼓店を繋げてくださった張本人。

 

村役場に勤めながら、龍幻という太鼓チームで演奏活動をしているパワフルなお方です^ ^

 

まずは吉野杉のプロのお話を聞かせていただきました。

吉野杉という木について。

 

なぜこの地で杉を育てているのか。

吉野杉に対する想い。

吉野杉に対するこだわり。

1時間以上お話を聞かせていただきました。

 

本当にあっという間で

吉野杉の魅力、川上村のパワーに心奪われました。

 

 

そしてその後は本日のメイン。

樹齢400年の吉野杉

「歴史の証人」に会いに行きます。

 

道無き山道を40

 

正直舐めていました。

 

まかさこのレベルの山道とは(°_°)

地元の人もあまり足を踏み入れることができない理由がわかります。

 

幻想的な杉林を進んでいくと

 

 

ついに出会えました。

 

歴史の証人です。

 

写真では伝えきれない迫力とパワー。

 

この吉野杉の何が凄いかって。

 

この歴史の証人は人が育てた木なのです。

 

自然と育った木ならもっと大きいモノはあると思います。

 

しかしこの木は400年前に吉野杉として植えられ、人の手で育てられてきたものなのです。

 

幹の円周が約5.8メートル

高さ約55メートル

先端の方までほぼ幹の太さが一緒。

一直線に歪みなくそびえ立つその姿はまさに芸術です。

 

400年もの間、この場所で先人たちにより育てられてきたその歴史。

 

どう表現したら良いのかわかりませんが

本当にこの木のもつ壮大なパワーに言葉が出ませんでした。

 

木を植えて切り倒すまで使う用途によっても違いますが、早くても30年とか。

 

大きいものになっていくと孫の代、もしくはもっと先。

100200年なんてざらにあるレベル。

木を育てるというのはそれだけ先の長いこと。 

 

 

三浦太鼓店にも古い太鼓は度々やってきます。

50年前、100年前、古いもので500年前なんて太鼓もありました。

 

でもそれは太鼓になってからの時間。

 

胴体の木はもっともっと古い歴史をもっているんですね。

 

新品で作った太鼓も、太鼓としては0歳ですが

胴に使われている木はもう何十年何百年も時を過ごしている。

 

なんとも不思議な感覚です。

 

太鼓職人としてこの場に来ることができて本当に良かったです。

 

 

切り出され、製材された“木材”で太鼓を作るのではなく

多くの時間と多くの先人たちの手によって育てられたその魂を受け継いで太鼓にする。

 

 

今後の職人人生に大きく影響を与えてくれた

そんな視察旅行でした。

ご縁を下さった久保さん、美穂さん、そして川上村のみなさん

本当にありがとうございました!

 

 

「歴史の証人」

また絶対に会いに行きます!

この記事を書いた人

  • 朝倉 慶介(シロちゃん)

    朝倉 慶介(シロちゃん)

    (1990年3月7日岡崎生まれ。和太鼓零〜ZERO〜、まといの会、信天翁、和太鼓縁、HIDE和太鼓school)
    作業中は年中サウナスーツ。塗装のツヤはオレの汗(笑)塗装屋シロちゃん。
    味噌六クラスの大太鼓を全塗装してみたい。塗装職人を増やして、いろんな意見を出し合いながらより良い太鼓を作りたい!

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