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巴入れる派?それとも入れない派??
こんにちは!
太鼓職人であり演奏者♬
慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の
六代目彌市です!
「伝統」を守り
「伝統」を創るを理念に、
新たな時代に求められる「音作り」を
日々探求しています!
巴入れる派、それとも入れない派??
さて、今日は
大太鼓の面によく見る三つ巴の紋のお話し♫
巴って入っていると
大太鼓としての存在感もググ~ん!と
アップするし、
何よりカッコいいですよね!
でも、本来
あの三つ巴って一体どんな
意味があるのかご存知でしたか??
所説あるので
私も詳しくはまだまだ勉強中ですが
★天地人をあらわしている
★水が流れる様子をあらわしている
そのような意味から古来より
神社などで、
魔除けや火災除けの役割として
瓦屋根などに用いられてきたようです。
そんな巴がなぜ現在の
太鼓にも使われるようになったのか??
それは、
もともとは雅楽で使われている
大太鼓(だだいこ)に
入れる巴紋がなごりとして
残ったモノと思われます。
大太鼓(だだいこ)とは
舞楽に用いられる太鼓で、
左右両端に一対で並べられ
向かって左側は
龍、太陽、
右側は鳳凰、月、
表現されているそうです。
いずれにしても、
「意味」あって存在した紋が
今は、どちらかというと
見た目の「デザイン」として
活用されているという事ですね♬
大きな太鼓に巴紋は
単純に見た目にカッコよく、
存在感はでるのですが、
入れることによっての
メリット、デメリットも当然あるんです、、、
➡︎巴を入れるメリット
・大太鼓としての存在感がでる!
・単純にカッコいい!!
・舞台映えする♫
➡︎デメリット
・剥がれるリスクがある。
・実は音が硬くなるので、
何も入れない方が音は良い♫
巴は「本漆」を使って
塗るのですが、
塗膜によって
皮面が「硬く」なるので
実は、何も入れない方が
本来の太鼓らしい柔らかい響きがだせるのです。
それでも人気の
巴紋は、
圧倒的に入れる派!
多数ですがね(^^♪
皮へのリスクや
はがれるリスクを回避しながらも
巴を入れたいという方には
塗る範囲を反転させた
白抜きの巴!!
ってのもアリですね♬
先にお伝えした通り、
最近では見た目や「デザイン」としての
巴なので、
こんなカスタマイズされた
巴なんかもご要望されることがあります↓↓
これも、
ひとつ時代の変化ですね~♬
今日は巴紋の
お話しでした♬
今日もステキな一日を(^_-)-☆
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鼓路和
太鼓サイズ:4尺 直径約121cmの大太鼓。4尺という大きさは舞台でも圧倒的な存在感と重低音を放ちます。
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