六代目ブログ
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伝統発信ブログ
ここは日本のタカラが眠る場所♬歴史の証人、吉野川上村を訪ねて
こんにちは!
太鼓職人であり演奏者♬
慶応元年(1865年)創業、三浦太鼓店の
六代目彌市です!
「伝統」を守り
「伝統」を創るを理念に、
新たな時代に求められる「音作り」を
日々探求しています!
【吉野林業500年!「歴史の証人」吉野川上村を訪ねて】
さて、
先日、三浦太鼓店の視察研修で
「吉野杉」の産地である
奈良県は、吉野川の源流にある
吉野郡川上村へ行ってきました!!
ちょっと正直
今回は行って見てきたモノ、
そこで感じた事、景色、、
受け継ぐ現地の方々の「想い」、、、
それぞれ一つ一つが
濃すぎて( ;∀;)
そうカンタンに
まとめられなくて困ってますが^_^;、、、
今回、視察に行ったのは
たくちゃん、カネゴン、ひーくん、しろちゃん
しゅん太丸、
そして私の6人が
それぞれの角度で感じたことを
ブログに書いてくれるので
それぞれの記事をお楽しみいただければ幸いです!!
そもそも、
今回の「視察旅行」♫
ここ最近、
ここの会社良いよ!
とか、
あそこの場所は
面白いらしいよ!
そうやって耳に入った情報から
わたしが直感的に
ここだ!
と、ピンと来た場所へ
直接行って、観て感じて勉強する!
日々の仕事の「延長線上」にはないこと
だったり、
「非日常」を体感することで
必ず何か学びが深まるし、
時間とお金をかけても
その場所へ行く!ことに
意味があると思って
忙しい中でもそういう
時間を大切にしています♬
そこで、
今回の視察先は
ひょんなご縁から
つながらせていただいた
吉野杉産地である、
奈良県は吉野郡川上村となったわけです♬
旅の案内人は、
川上村役場の久保さん松井さん!!
ご存知、現在当店の桶太鼓は
「吉野杉」と「秋田杉」を使っています。
それぞれ原木から
仕入れさせてもらっていて、
川上村というのは、
古くからこの吉野杉の産地で、
なんと、
その歴史は500年も前にさかのぼっていきます。
まずは、
そんな歴史を学ぶために
一番最初に案内していただいたのが
「川上さぷり」という場所♬
ここでは、
代表理事の上嶌さんと
先日、原木の買い付けで
お世話になった春増さんが
500年も前から
先人たちが築きあげてきた
吉野林業の深~い歴史と
その「想い」を伝えてくださいました♬
私達も、
実は知らなかったんですが、
「吉野杉」というのは
山に自然に生えている天然の杉の木ではなくて、、
植えるところから
育てるところまで、、、
すべて人の手で育て上げられた
「植林」の木であったという事です♬
先日買い付けさせてもらった吉野杉で
樹齢およそ100年。
この美しい目の込んだ
「木目」を生み出していたのは、
「自然」だけのチカラではなく、
その「自然」に寄り添いながら
育まれてきた長い歴史と
先人たちの知恵が重なって
生まれていたモノだったんです♬
ここでみなさん、、
想像できるでしょうか?
例えば私が買い付けた吉野杉は
樹齢が100年。
と、いうことは
100年前に
それを植えた人がいて、
100年後に美しい
吉野杉として製品にするため
10年、
20年、
30年、、、
50年、、、、
大事に大事に、
地道に地道に、
山に手を加えながら
育て上げていくのですよ♬
そして、初めて
100年後に製品として
その役割を終えるのです。
当然、100年前にこの木を
植えた人はもう生きてないでしょうし
これほどまでに
息の長い、地道な仕事があるでしょうか、、、
そして、川上村には
なんと!!
その歴史が「500年」も前から
脈々と受け継がれていて、
吉野林業の原点ともいえる
「大木」が!!
山に眠っているとのこと、、、
そんな話を聞いてしまった
私がそこに行かない理由はないわけです( ;∀;)
川上村の現地の人でも
実は実際にその大木の存在は知っていても
見に行ったことがある人が
少ないと言われるほどの
場所だそうで、、、
役場の久保さんが
事前に道に迷わないようにと
しっかりとルートを下見してくれた上で
今回案内してくださったのです!
その大木が眠るは
道なき道を40分ほど
登山した先にあるそうで、、、
しっかりと、
山登り体制に着替えて( ;∀;)
気合十分!!
いざ出発!!
山道ですからね!
と、事前に聞かされてはいましたがので
それなりの覚悟はありましたが( ;∀;)
あぁ、
ほっと一安心!
山道と言っても舗装されてるじゃん!
そう思った瞬間これでした(笑)↓↓
これは楽しい旅になりそうです( ;∀;)
そして、ここからは
本格的な山登り( ;∀;)
途中は、
こんな大木が倒れていたり、、、
足元には「ヒル」が
うろついていたり( ;∀;)
それでも、
目指すは吉野杉原点の大木!!
カネゴン杉の気持ちになって
気合を入れて登ってます( ;∀;)
そして、15分ほど
登ってみえてきた景色がこちら↓↓
これが吉野林業の姿です♬
まだまだ
樹齢の若い杉たちですが、
このスケールと、
ここから何年も何年も
大切に育てられて生まれるのが
あの吉野杉かと思うと
すでに感動、感動!!
益々期待が高まります。
そして、
そして、
その時は、
突然訪れました。
山のスケールが
すでに圧倒的だったので♪( ´▽`)
私達は
その大木の存在に中々気付かなかったのですが( ;∀;)
一歩一歩
吸い込まれるように近づいていくにつれて
その存在の大きさに圧倒されるのです。
動画でもなかなか
伝わりきらないのが残念ですが、、、
カネゴンと比較してもらったら
わかるでしょうか( ;∀;)
幹の太さ直径は約5尺8寸(1メートル74㎝)
高さは約55メートルの
400年の杉の大木です♬
メンバー一同
とにかくこの木が放つエネルギーが
凄すぎて、、
想いおもいに触れてみます↓
そして、
何度もいいますが、
この400年もの大木は
人の手によって
脈々と育て上げられてきた
吉野の歴史なのです。
江戸時代初期に人の手によって
植えられて、
この地域でも最も樹齢の高い木であるコトから
「歴史の証人」と称され
大切に大切に守られています。
まさしく、この場所は
日本のタカラ
「日本の遺産」が宿る場所♬
吉野の山で育てられた
この木木は、
先人たちは山で切り出し
斜面を転がせて
川へ運び、
大阪、京都、和歌山などへ
運んでいたそうです。
それは、
命をかけた男たちの仕事。
吉野川、激流を下り
穏やかな浅瀬へ出た時に
イカダ下りをしながら
唄われていた当時の歌が
残っていると、、
役場の久保さんが
特別な場所で披露してくださいました♬
それはそれは、
濃密な時間を過ごさせていただきました。
今回の旅の案内役をかってくださった
川上村役場の久保さんと松井さん!
本当に感謝です♪( ´▽`)
人の想いに触れて、、
自然のエネルギーに触れて、、、
先人たちの残した遺産に触れて、、、、
本当に、この場所は
日本の「タカラ」だと思いました♬
新しい時代になって、
不思議なことに、
過去の歴史や学びが深まるって
何かきっとこれも意味があるんだろうな、、
今日も温故知新!
素敵な1日に感謝^_−☆
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