六代目ブログ

伝統発信ブログ

音の良し悪しを決めるモノ♫

こんにちは、六代目彌市です♬

 

昨晩、

「木桶づくり」でお世話になっている

小豆島のヤマロク醤油さんが

オンラインで「木桶サミット」を開催されてたのですが

 

その中で、

ヤマロク醤油五代目当主の

山本康夫さんがおっしゃってた言葉が

 

とてもとても印象的だった。

 


オンラインを使って「木桶サミット」が開催されました♬

 

ヤマロク醤油の山本さんと言えば、

代々受け継いだ「木桶仕込み」の味を守るべく

 

自らが立ち上がって

衰退する「桶職人」から技術を学び

 

今では、醤油屋でありながら

なんと、

 

仕込みの「桶」まで自社製造して

しまうほどの「情熱」を持った方です。

 

その山本さんが

こんな事をおっしゃってました。

 

醤油の「味」を最後に決めるのは

「想い」の強さだと。

 


ヤマロク醤油五代目当主 山本康夫さん

 

 

素材が良いこと。

設備が整っている事。

もれない木桶であること。

 

どれもとても重要なこと。

 

でも、

それ以上に大切なことは

 

醤油づくりに対する

「想い」の強さが

味の良し悪しを最後は決めるのです。

 

 

そんな風に言い切ってしまえる

康夫さんの言葉を聞いて

 

やっぱりこの人の情熱は

ハンパないなって、

 

そして、この人の

「想い」は本物だなってあらためて感じました。

 

だからこそ、

その情熱に人々は集うのです。

 

あらためて背中を押された気分です♬

 

 

我々も

そんな風に「太鼓作り」、「音作り」に

向き合っていかなきゃなって。

 

 

私がなぜ?

わざわざ毎年のように秋田や吉野まで

「原木」を買い付けて太鼓作りをしているのか??

 

 

 

それは、

決して

素材にこだわっている事や

美しい太鼓が作れることを伝えたい訳じゃない。

 

 

 

 

原木を買い付けるって

実はリスクの方が高いのです。

 

 

木材の良し悪しっていうのは、

 

「原木」だけ見てても

正直なかなか分からなくって

 

実際のとこは、

引いて(製材)みないとわからない。

 

 

 

それでも、

わざわざ現地まで足を運んで

時間やコストやリスクを背負って私が

 

「原木」買い付けにこだわるのは

 

「太鼓作り」に対する「想い」

ただそれだけなのです。

 

その結果として、

太鼓が喜んでくれたらいいな

お客様が喜んでくれたらいいな

 

につながっていくと信じています。

 

 

さて!

昨年の10月に五十嵐さんにお世話になって

秋田原木市場で買い付けた

樹齢100年ものの秋田杉が

 

半年間の現地での製材と乾燥を経て

ようやく三浦太鼓店へやってきました!

 

 

自分の目で見て感じて

 

この子だったら

どんな「太鼓」になるかなぁ

どんな「音色」になるかなぁ♬

 

そんな風に選んだ原木です。

 

 

おかげさまで

移転してしゅん太丸と2人で

作業しても十分あまる環境も揃ってます。

 

 

素材も揃ってます。

 

 

あとは、

この太鼓作りに欠かすことのできない

「情熱」をこれからも

 

見失う事なく

我々もがんばっていきます♬

 

 

音の良し悪しというのは

 

きっとそうした想いの

積み重ねの「最後」に生まれるモノなんだなって。

 

技術なんてもんは

後からナンボでもついてくる。

 

 

昨日のヤマロクさんの

お話し聞いてて思いました。

 

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

 

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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