六代目ブログ
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来るもの拒んで、去るもの追わず。
こんにちは、六代目彌市です^ ^
今日でいよいよ「しゅん太丸」が
三浦太鼓店最後の出勤日となりました。
2018年3月21日から
2022年3月20日まで
ちょうど4年間働いてくれたってことですね。
初めて、彼に会った時の懐かしい写真が出てきました♪( ´▽`)
ファミレスで会う約束をしていたんですが、
そのファミレスの入り口に、スーツ姿で立っている一人の若者。
「真面目そうな好青年」というのが第一印象だったな。
・初めて「しゅん太丸」に出会った時の写真。
その時、記念に写真撮ってたのも
きっとここから始まるお互いの新しい人生の「物語り」を
私は予感していたからなんだと思います。
東京八王子出身。
幼い頃から地元太鼓グループで和太鼓に触れていて
その後、神奈川県の強豪校である
「光明学園相模原高校和太鼓部」を卒業し、
偶然にもしゅん太丸の部活の先輩が、
当店の太鼓を使ってくれていて
その「音」に導かれ、
どーしても三浦太鼓店で働きたいんです、、、
そう連絡をくれたのがご縁の始まりでした。
ありがたいことに、今でも多くの若者が
そうやって三浦太鼓店にご連絡くださるのですが
私はいつも最初は丁重に「お断りする」のです♪( ´▽`)
なぜか?というとメチャクチャ単純な理由で
・そもそも「求人募集」してない。
・そもそも経済的に「雇える」と思ってない。
からです♪( ´▽`)
しゅん太丸の時も、いつものように最初連絡をもらった時は、
一度は丁重に「お断り」したのですが、
なぜか? 彼の時は一度は「断り」ながら
もしここで彼を「雇ってみたら」どうなるんだろう??
って、考えてみたんです。
その時その時の人生のタイミングっていうのですかね、、、
カンタンに言えば何か「ピン!」と来るみたいな
「直感」みたいなのが私の中にはいつもあって、、、
何か気になるなぁ〜と、、、思っていて
実は断りを入れた状態でまま、
たまたま関東方面へ出張のタイミングがあったので
会うだけでも会ってみるか!
と、思い連絡をして会ってみたというわけなのです♪( ´▽`)
互いの運命の始まり
もちろんこの時、採用するという返事は一切してないし、
彼に希望を持たせるような会話もしませんでしたが、
帰りの道中で
やっぱり自分の中の直感がつながってしまっていて、
すでに「雇用する!」と決めてましたね^ ^
・初めて三浦太鼓店に来た時の写真
しゅん太丸の三浦太鼓店でのポジションは、
まさに彼が「三浦の音」に感動してくれた
「桶胴作り」のポジションを与えることにしました。
この頃は、私も桶胴づくりを初めて2年ほど経った頃で、
しゅん太丸は私にとって初めての「弟子」なわけです。
初めて一緒に仕事をするようになって
この頃の気持ちは、今でもハッキリ覚えてますが、
正直「弟子」ができた!
と、言う喜びよりも
私の「空間」に「異物」が入ってきた、、、
という「違和感」の方が強かったですね♪( ´▽`)
だから、どちらかと言えば
「嬉しい」より「めんどくさい」、、、
これが当時の正直な感想でしたよ。
東京から一人、遠く愛知に来るという彼だけの挑戦ではなく
「変化」というのは、互いに痛みが伴うもの。
彼自身の「成長」=私自身の「成長」
でもあることを教えてくれた存在でもありました。
互いの心の中
そんな私自身が当時感じていたことを
いろいろと思い返しながら、
しゅん太丸の荷物を整理していると
働き始めた頃、毎日欠かさず書かせていた
「日報」が出てきたんです。
初日の作業の感想とともに、
私とのやりとりが残されていました。
———-/
桶一つ作るにも、
あんなに大変だなんて、、、
太鼓があるありがたみを感じた。
————/
私は、しゅん太丸の最初の感想に
一言、こう返事を書いてました。
これから、もっといろんな事に気づくと思うよ。
私自身が、この「太鼓屋」に生まれ
太鼓づくりを通して、大切なことに気付かせてもらえたからこそ
伝えたかったメッセージ。
たった一言ではありましたが、
この一言に込めた「想い」というのは、
きっと、今のしゅん太丸なら少しは分かってくれるんじゃないかな?って思ってます。
だからこそ、しゅん太丸は「次の道」へ歩むという決断に
繋がったんだと。
—————-/
六代目は、俺にとって「師匠」だけど
目指すべき人じゃなくて
超えるべき人だと感じた。
——————/
どうして、 三浦太鼓店を辞めるのか?
そう彼に尋ねてみると、
———-/
今の三浦太鼓店は僕にとって「良い会社」。
良い会社というのは、「都合の良い会社」という意味です。
「自分の人生」に自分自身で責任を持てるようになりたいんです。
そのための挑戦をしてみたい、、、、
—————-/
この言葉を聞いた時、
一人の上司としてというより、
一人の男として
彼が言っている意味がよく理解できました。
何より
私自身もそうだったからです。
だからこそ、
来るもの拒んで♪( ´▽`)
去るもの追わず、、、
これが、私のスタンスです。
4年という短い時間ではありましたが
地元岡崎を中心に、
多くの方々が彼をサポートしてくれました。
人から愛されるキャラクター。
これも、しゅん太丸の持って生まれた才能の一つですね。
彼の新しい挑戦を
どうか皆さんこれからも応援してやってください。
この記事を書くことで
上司としての私の仕事はひとまず終わりです。
今度は、彼のいなくなってしまった
「空間」に少しばかりの「違和感」を感じるのでしょうかね。
今日も素敵な1日を^_−☆
追伸。
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