六代目ブログ

伝統発信ブログ

「言えなかった真実。第一章」

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

さて、昨日お届しました人生物語り。

 

⤵⤵

人生は物語り。そしてあなたはドラマの主人公。

そのドラマには、まだ「つづき」がありました。

 

そんなドラマに「つづき」があることを
先日送ってくださった五十嵐さんの奥さんからのお手紙で知り、

 

少し、長くなりますが
私の経験した物語りが何かみなさんのお役に立てられれば、、、と

 

今日から、何章かにわけてお届けします。

これはノンフィクション「真実」の物語りなのです♬

 

 

「言えなかった真実。第一章」
究極の太鼓 「璨」(サン)

~五十嵐祐子さん(奥さん)からのお手紙~

 

三浦和也さんへ。

 

三浦さん、

 

あとで、かならずわかることが大きな「意味」につながる。

職人には 必要なことなんだよ。

 


五十嵐さん奥さんからのお手紙。

 

 

これは、東京北の丸公園「科学技術館」での写真です。

六年間、毎年1月に1週間

元気いっぱい 笑顔です(^^

 

東京の空気を吸って帰ってくると
精力的に仕事に取り組んでいる姿が

カッコいい!と思っていました♬


全国総合技能展の写真:五十嵐修

究極の太鼓 「璨」(サン)

人生を駆け抜けた 一人の職人

伝統工芸士 五十嵐 修

人生の最後に 思い描き

表現したかった 究極の太鼓

あなたが 亡くなって 何々

心も さだまらず

あなたの遺品を整理することも ままらならず

一つ整理するごとに また手が止まり

結局 一人何をしているのか 自分でも分からない

その時、一冊の「本」が私の目に止まりました。

 

この本は、「木造革命」

~木の家づくりから木の街づくりへ~

という本でした。

 


木造革命 ~木の家づくりから 木の街づくりへ~

 

お父さんが入院するまえに、二人で本屋さんに寄った時

お父さんが 買った 本だったことを 思い出しました。

 

本のページを開いた瞬間 たしかに

なつかしい お父さんの香りがしました。

離れていた 感覚しか感じられないのに

なつかしく 思う この感情はなぜ なんだろうか?

たまらない思いが一気にあふれ出し

私は 胸が苦して たまりませんでした。

お父さんは 自分で 気になった箇所へ

きちんと「線」をひいてました。

 

そんな ところは やっぱり

お父さんらしさがでてて、

妙にうれしくなります。

 

本の名前の部分には ちゃんと

この本が買いたい と、

きちんと メモしていました。

 

退院したら きっと

真っ先に買うつもりでいたんでしょうね。

私は次の日 さっそく 図書館へ行きました。

これは もう調べるしかありません。

その中で、お父さんは「3冊」ほしいと

書いていましたが、

しかし「1冊」しかありませんでした。

 

残りは、東京の本屋さんに注文しましたが

もう売っていない本もありました。

しかし、こうなると

私は あきらめる気持ちには絶対なれません。

 

だって、お父さんは

それを 私に託していったのですから

なんとしても 見つけて

喜ばせてあげたい一心なのです。

 

もしかして「古本屋」さんへあるかもしれない

と、思い

古本屋さんへ何度も何度も無理なお願いもしました。

 

私の想いを 分かっていただき

2ヵ月以上もかかり、あと2冊

とうとう何とか見つける事が できたのです。

 

たくさんの人達の 優しさのおかげで

あなたの ほしかった 本が

ここに今、3冊 そろったのですよ。

ととうとう揃った「3冊」の本。

 

お父さんの ほしかった本が1年の時間を経て

私の手の中に そろったのです。

 

・木造革命

・木とつきあう智恵

・木材 なんでも 小事典

 

私は もう感情のたかぶりを

おさえることができず、その想いを

誰よりも早く 三浦さんへ伝えたくて

そう思ったとたん、すぐ電話で

この本のことをお話ししました。

三浦さんは 真剣にお話しを聞いてくれました。

私が その太鼓を 三浦さんへ作ってほしいのですと

お話したら 三浦さんは「一言」がんばる!

 

と、言ってくれました。

 

打てば響く。

すぐに的確に反応を示してくれる

やはり三浦さんは職人気質

実直な性格は大好きです。

 

お父さんの想いを ゆだねることができる人

六代目 三浦和也さん

あなた 以外に 他の人では だめなんです。

 

思いの すべてを 心で感じとってくれた六代目

私は 今 最高にうれしいのです。

 

三浦さん ありがとう ございます。

 

この本を見つけた事

お父さんへの想いをつなげてくれる

三浦さんと出会えたことの大きな意味・・・

 

つらいだけの 人生じゃない

そう思いました。

 

最高の出会い しあわせに感謝です。

 

ここから この物語が始まるのです。

職人として お父さんが人生最後に

作ってみたかった 「究極の太鼓」

 

初々しい 無垢のスギ

十九の乙女の肌に自然塗料で薄化粧

 

ひと塗りするだけで 白っぽかった

スギの木目が 濡れて実にしっとり美しく

鮮やかに 浮き立つ。

 

なるほど、 薄化粧 乙女の肌の 艶やかさ

お父さんが 作りたかった 職人として

最後の太鼓。

 

 

それは、

いったい どんな太鼓だろうか??

 

 

 

「言えなかった真実。第一章」
究極の太鼓 「璨」(サン)

~五十嵐祐子さん(奥さん)からのお手紙~

 

今日はここまで。
物語りは第二章へとつづく

————————————————-/

 

今日も最後まで読んでくださり
本当にありがとぅございます。

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

 

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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