六代目ブログ

修理・張替

伝統発信ブログ

100年先を思い浮かべたければ、100年前をさかのぼればいい。

こんにちは、六代目彌市です(^^♪

今年に入って、ありがたいことに
「修理」や「リメイク」のご依頼を多くいただいております。


➡太鼓は修理することで末永く使うことができる楽器です⤴

 

ちなみに、過去

修理のご依頼で三浦太鼓店にやってきた太鼓の中で

 

ダントツ一番古かった太鼓がこちら!⤵⤵

 

愛知県は奥三河地方「作手村」にあります白鳥神社さんの太鼓で

なんと!

 

なんと!?

500年前に作られた太鼓だったのです(≧▽≦)

 

胴体の中に、その歴史がきちんと刻まれておりました。

 


・最初の修理の記録「天正5年」1577年⤴

 

胴体の中には過去「10回」に渡る修理の記録が
刻まれており、

その最初の修理の記録が「天正5年」1577年9月16日
今から約450年前の記録だったんです。

そこからおよそ50年に1度の周期で
主に皮の張り替え修理をされており、

その記録がすべて胴の中に残されておりました。

 


・2回目の修理の記録⤴

 


・3回目の修理の記録⤴「寛文五年」1665年

 


・5回目の修理の記録「元文二年」1737年

 

 

そして、そして8回目の修理

大正七年九月には、
当店のご先祖様である「三浦彌市」の名が刻まれておりました。


・大正七年九月「1918年」今から104年前当店で修理の記録。

 

 

さて、ここでみなさんに質問をしてみたいのです。

 

太鼓はなぜ?

このように長く受け継がれると思いますか??

 

今の時代、テクノロジーの進化やハイテク化によって
世の中には様々な「便利」で快適なモノがあふれておりますが

私が普段愛用している仕事にもプライベートにも

なくてはならないiponeだって、

どうでしょう?
長く持っても5年使ったら新しいモノに買い替えますね。

 

では、改めて質問です。

 

太鼓はなぜ?

このように長く受け継がれると思いますか??

今日は答えを教えちゃいます。

 

 

それは、「本物」だからです。

 

なんだ、そんな事かと思わないでください。

 

なぜか?といえば

太鼓はその「本物」であるからこそ

100年、200年、400年、500年と

絶やされることなく長きにわたって受け継がれてきた

という「事実」があるからです。

 

私たちはよく「伝統」とカンタンに口にしますが

そもそも私たちが「伝統」となぜ?呼べるかと言えば

 

すでに目の前にある

受け継がれた確かな「モノ」がここに存在しているから呼べるのです。

 

伝わりますでしょうか?

 

もし、この500年受け継がれてきた太鼓だって

300年前に絶やされてしまっていたら、、、

今「ここ」には存在しない事になるので
私たちは見ることも触れることもできません。

 

私たちが唯一「伝統」と呼べるのは

目の前に「事実」として残されてきたモノを見たときだけなのです。

 

・残されるモノには確かな「理由」がある。

逆に

・残されないモノにも「理由」がある。

 

私たちは、その残されたモノから

残されるべくした確かな「理由」とその答えを
教えてもらうことができるのです。

 

それこそが、私のお伝えする「本物」であるということです。

 

「本物」という表現は、どこか抽象的な言葉なので

ちょっとピンと来ないかもしれませんが

 

ある時、私にいつも大切なことを気づかせてくれる方から
こんなメッセージをいただきました。

 

そう、「本物」とは

人の心に届くモノなのです。

 

そうやって、届いた「感動」が

一人、また一人とつながり、

一年、また一年とつながり、

 

100年、そして200年とつながっていき「伝統」となるのです。

 

だとしたら、どうでしょう

その「本物」であることが何かを「発見」することができたとしたら

 

今から私たちが作るモノや

今から私たちが届けたいモノが

同じく100年、200年と受け継がれて行くモノになる。

 

私はそう信じています。

 

100年先を思い浮かべたければ、100年前をさかのぼればいい。

これは、私たちのような「和太鼓づくり」という

伝統を守る産業だから特別な世界の話しでは決してありません。

 

先日、ある繁盛店のカフェオーナーさんが
取材されており、こんな事をお話しされていました。

今では、世の中にたくさんあるカフェの中で

御社は何をコンセプトに立ち上げられ成功されたのですか?

 

と、

 

そしたら、そのオーナーさんが

大変面白いこんな答えをされたのです。

 

———————————–/

50年先を思い浮かべるには、50年前までさかのぼってみればいい。

私はそう思っています。

 

50年、100年と受け継がれているモノに潜んでいる
「本質性」には、必ず学ぶところがあるからです。

そこで、われわれのカフェという事業を
100年さかのぼって調べてみると

日本における「喫茶店」の歴史が
ちょうど100年ちょっとだということがわかりました。

1888年にできた「可否茶館」という喫茶店が
日本における最初の本格的な喫茶店だったのです。

そこで、

その「可否茶館」を創業した人物を調べたところ
鄭永慶さんという人だとわかりました。

 

鄭永慶さん、もともとは海外に留学していたエリートで、

同じ立場の同僚たちが上流階級の集う場を作っているのを
横目で見ていて、

「これからはそういう時代ではない」

「もっと、庶民が集える中から何か始まるような場所こそが必要だ」と考え、作ったのが「可否茶館」だったのです。

 

だから、僕は

彼のこの「可否茶館」に込めた「想い」を引き継ぎ

現代に提供できれば、、、

 

そう考えたのです。

——————–/

引用元/https://nokurashi.com/town/4049
クルミドコーヒー / 胡桃堂喫茶店 店主 影山 知明氏(かげやま・ともあき)

 

 

未来は誰にも予測できません。

 

変化の激しい時代と言われ、

ますますその予測は難しい世の中だと感じています。

 

だからこそ、

漠然としたか見えない「未来」に不安を抱いていても仕方ありません。

 

残された過去にすでに答えはある。

 

あるモノを活かす。

あるモノに気づく。

 

そういうモノが見えてくると

すでに世界は実は「豊かさ」であふれていることに

 

私自身も少しずつ気づかせていただきました。

 

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

 

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この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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