六代目ブログ

伝統発信ブログ

過去から学び未来を創る♬温鼓知新という生き方。

【過去から学び未来を創る♬】
~温鼓知新という生き方♬~


写真提供:MEETS ME

 

さて、4月7日に発令された緊急事態宣言も

ひとつの区切りの目安とされていた一か月が過ぎ去ろうとしています。

残念ながら、
今月末までの延長となってしまいましたが、

状況は少しずつではありますが
着実に未来に向かって進んでいる。

私はそう実感しています。

 

ウイルスという「目に見えない」モノと
今、人間は闘っているわけですが、

 

目に見えないからと言って
すべてが「予測」不可能か?

と言われたら、
決してそうではなくって

100年前に起きた
パンデミックを「現代」の人たちが
教訓にしているように

私たち人間というのは、
いつの時代であっても


「過去」
から学び「未来」を創ってきたのです。

それは、
今年で155年目を迎えた私たち「三浦太鼓店」も同じ。


「先人」
たちの生き方を通して「今」を見つめる事。

私はそれを「温鼓知新」として
これまで何か道に迷ったときの

心のより所にしてきました。

 

そんな私の「物語り」が

ヒト・モノ・コトをつなぐ
MEETS MEさんのご協力でこのたび完成したので

今日はご紹介したいと思います♬

現在公開中のクラウドファンディングの
リターンとしてもお届けしておりますこの冊子。

本来であれば、
アナログの媒体を【冊子】として

みなさまお手にとって頂きたいモノですが

今回特別に、公開させていただきます。

 


物語りのタイトル:「温鼓知新」

思いをつなぐ太鼓。

先祖から今へ。
三浦太鼓店からあなたのもとへ。

まえがき

~私たちが作るのは、思いをつなぐ太鼓です~

創業1865年(慶応元年)、三浦太鼓店六代目
店主の三浦彌市です。

この度は、この物語をお手に取ってくださり、
誠にありがとうございます。

太鼓がつないでくれたこのご縁に感謝しております。

私たちは常々、「伝統を守り、伝統を創る」を理念に、
先祖の思いを受け継ぎながら、太鼓を製作しております。

”故きを温ねて新しきを知る。“

太鼓にかける私たちの思いが、
少しでもあなたのお心うちに伝わるのなら本望です。

師匠と紡ぐ物語
第一章 「秋田への旅立ち」

今こうして、私が太鼓を作っていられること。
師匠・五十嵐修さんとの出会いをなくして語れません。

その話を、少しさせてください。

初代の頃から、三浦太鼓店では桶太鼓の注文があった場合は、
胴にあたる、桶の部分は桶職人さんの手を借りて製作していました。

 

実は、三浦太鼓店のみならず多くの太鼓屋さんが今でもそうなのです。

 

桶を作る技術というのは、
太鼓を作るそれとは全く別物。

その職人の手になじんだ、昔ながらの道具や材料が必要なので、

私たちも桶職人さんの力を借りていました。

ひと昔前までは、もちろんここ地元岡崎にも桶屋さんがあったのですが、
近年、桶を使う文化そのものが衰退し、どんどん廃業に追い込まれていき……。

とうとう地元岡崎には一軒の桶屋さんもなくなってしまいました。

私たちも困って、
どこか桶を作ってくれるところはないだろうかと、

同業の太鼓屋さんに聞いて回ることに。

そしてご紹介いただいたのが、秋田県にいらっしゃる桶職人の方でした。

その方の作る桶は、とにかく素晴らしいものでした。

見た目の美しさもさる事ながら、

何より、太鼓にした時の「音」が美しかったのです。

私はその方の桶にすっかり惚れ込んでいました。

いつかお会いできたら、しっかりお礼を申し上げたい。

そんなふうに思っていました。

その職人さんは、これまで順調に当店の桶を作ってくれていたのですが、
2015年ごろから、製作の納期が遅れることが増えました。

「あれ?どうしたんだろう?困ったな……」

業界内のルールで、
直接桶屋さんと連絡を取ることができなかった私は、

仲介業者さんに理由を尋ねました。

この時点ではまだ、お名前すら知りません。

どなたかわからない、

けれどとにかく素晴らしい桶を作ってくださっている
秋田にお住まいの方、という情報だけです。

「最近、桶が全然できてきませんが、なにかあったのでしょうか?」

「いやそれが、どうやら腰を悪くされて、数日入院されるようなんです」

桶の製作が遅れ始めた理由はわかりました。

しかし三浦太鼓店としても
桶太鼓をご注文いただいているお客様がいらっしゃる以上、

この状況をなんとかしなければという思いが募りました。

ところが他に桶屋さんを探そうにもアテもなく、
手元にある手掛かりは「秋田の桶屋さん」ということだけ。

ネットなどで調べて、

秋田県内に桶屋さんは5件ほどあるということはわかりましたが……。

「こうなったらしらみつぶしに行くしかない!

そこからなにかの糸口をつかまなくては!」

そう思い立ち、わずかな期待を胸に
秋田行きのスケジュールを調整していました。

そんな状況を見かねたのか、

仲介業者さんが「特別措置」として、

桶屋さんから直接当店に桶を納品してくださるよう
手配してくださったのです。

届いた送り状に書かれていた文字を見ていると……。

『秋田県能代市 五十嵐桶樽工房』の文字。

私が、初めて「秋田の職人さん」のお名前を目にした瞬間でした。

これまで、あの素晴らしい桶を作ってくださったのは、

五十嵐さんという方だったのです。

五十嵐さんにお会いして、日頃の感謝を申し上げるとともに、
今後についての良い解決策を見つけたい。

今できることの全てが、秋田にある気がしました。

 

第一章終わり。

物語りのつづきは第二章でお届けします♬

 

最後までお読みいただき感謝です。

今日もステキな一日を(^_-)-☆

 

この記事を書いた人

  • 三浦 和也(六代目彌市)

    三浦 和也(六代目彌市)

    (昭和55年1月25日岡崎生まれ。AB型。和太鼓零〜ZERO〜代表)
    和太鼓と嫁に年中夢中!
    実は、長男ではなく次男坊。幼い頃は太鼓も親父も嫌いだった私が太鼓に目覚めたのは24歳の時。
    敷かれたレールが目の前になかったからこそ、今描ける野望は和太鼓を通して、世界を救うこと!4人の息子たちもみんな太鼓打ち!受け継いだ大切な「伝統」を後世へとつないでいきたいと思っています。

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